向井くんの向かいの家 (ページ2)

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向井side

あー、今日もほんま疲れた

あ、せや！今日はふっかさんの家でふっかさんと俺とめめと照くんで飲み会や！！

ふっかさんの妹も来るって言ってたかな？

ほんま楽しみ！

『ただいまー』

たった一人の部屋

『ふっかさんの妹もってどんな子やろ』

ふっかさんみたいに顔でかかったら可哀想やな(「誰が顔でかいんや！」byふっか)

～
『そろそろやな』

集合時間に間に合うように家を出る

向かいに住んどる人も用事かな

「なんで私呼ばれたのかな。ほんと分かんない。あのバカ兄貴」

小さく声が聞こえる

可哀想な兄やな

むっちゃ言われてんで

「こっちか」

あれ…俺と行く方向一緒？

「あ、あの…」

『はい』

話しかけられた

向かいに住んでる子でもあんま話したことないしなぁ

「どちらに行かれますか？」

『友達ん家ですけど…』

「あ！この人が向井くんかな？」

待って、電話してるやん

「この人も来るの？」

「一緒に来ていいかな」

「うん、ありがとう」

「また後で」

『あの』

「すいません、急に」

『いや、大丈夫ですけど』

「深澤辰哉の妹のAです」

「兄の家に来られる向井くんですよね？」

『そうです』

「一緒に行きませんか？」

『言葉に甘えて』

向かいに住んでる人、ふっかさんの妹！？

これはふっかさんに問い詰めやな