#74 ページ25
ジェ「AHAHAHAHA！！」
廊下に響き渡る笑い声。
この人、ほんと楽しそうに笑うな。
ジェシーくんは、大学生。
お父さんがアメリカ人のハーフ。
英語部で顧問のお手伝いのボランティアをしてるらしい。
っていうとこまではわかった。
ジェ「へぇ〜Aちゃん2年生なのか〜6組ってことは目黒と同じクラス？」
「あ、目黒のこと知ってるんですか？」
ジェ「阿部ちゃん先生から英語の面倒見てやってって頼まれたんだよね〜」
「あぁ、なるほど…(笑)」
そういえば目黒、英語は補修確定したって言ってたっけ。
単語から壊滅的だもんなぁ(笑)
ジェ「てかアレでしょ、Aちゃんて深澤先生の」
「はい！？深澤先生が何か言ってました！？」
突然、ジェシーくんの口から飛び出したのは大好きな人の名前。
やば、焦って変な声出ちゃった。
テンパってる私を見てジェシーくんはまた楽しそうに笑う。
ジェ「AHAHA！俺結構2人で飯行って熱い話したりすんの。」
待って待って、どういうこと？
熱い話ってなに？
そこで私の話題が出てるの？
ジェ「俺って先生じゃないからさ、やっぱ先生には話せないこととか、色々話してくれるんだよね〜」
「え、あの、深澤先生が私のこと何か言って…」
ジェ「それは秘密！」
"だけど"、ジェシーくんはそう言葉を続けた。
ジェ「深澤先生にとって君が悩みの種ってことだけはわかるけどね〜」
"悩みの種"
そりゃ、そうだよね。
実際避けられてるんだろうし。
私にとっても先生が悩みの種で。
ずっと、あの日の先生が頭から離れない。
ジェ「それぐらい大切ってことでしょ」
本当にそうなのかな。
先生にとって私って何なのかな。
確かめたいけど怖くて、私も先生にぶつかっていくことを避けてる。
今、先生にあの日のことを聞いたら。
傷つく答えが返ってくるんじゃないかって。
というか、その未来しか想定できなくて。
会いたいのに、話したいのに、怖い。
私に背中を向けて去っていくあの姿が、私のトラウマになっていた。
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なっつ(プロフ) - まりなさん» 今後の展開で書いてみますー！素敵なリクエストありがとうございます(*^^*) (2020年9月5日 2時) (
レス) id: 57490b8521 (このIDを非表示/違反報告)
まりな(プロフ) - 今はふっか先生の方がモテててやきもち焼いちゃう主人公ですが、樹くんの時みたいに先生と言う立場だからこそ感じちゃう嫉妬みたいなのも見てみたいです^^ (2020年9月5日 0時) (レス) id: 4917011bf8 (このIDを非表示/違反報告)
なっつ(プロフ) - ひめりんごさん» コメントありがとうございます！ドキドキキュンキュンお届けできて嬉しいです！！私も毎日リアコふっかにやられてます！笑 (2020年7月28日 14時) (レス) id: 57490b8521 (このIDを非表示/違反報告)
ひめりんご(プロフ) - やばいですめちゃくちゃドキドキというかキュンキュンというかもう最高ですふっかリアコ万歳！！！ (2020年7月27日 1時) (レス) id: 1f3ffa58d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっつ | 作成日時：2020年7月10日 0時
