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1日目《4》 ページ6

チャイムが鳴り、ガラッと教室のドアが開く。



「みんな、おはよう。この1年筍組の担任となった、悲鳴嶼行冥です。みんなが無事高校生になれて、良かった…」



そう言って、担任の悲鳴嶼先生は涙を流している。



そうだ、彼は涙もろいんだった。



悲「もう少しで入学式が始まるので、体育館へ移動しましょう」



廊下へ名簿順で男女で横並びし、体育館へ向かう。



『(緊張するな……)』



緊張していると、それを察してか横にいる伊之助くんがニヤリとし、声を掛けてくる。



伊「こんなんで緊張するとか、弱っちいな」



『う、うるさいな!伊之助くんこそ、こういう時くらいボタン閉めなよ!』



伊「俺のことはいーんだよ!!言い返すくらいの元気は出たな!!」



そこ静かに、と悲鳴嶼先生に注意されたのでお互いに口を閉じる。



緊張が少し、ほぐれた気がする。



伊之助くんなりに私のことを気にかけてくれてたんだ、と思うと胸があたたかくなった。



そうこうしているうちに体育館へ着き、入場する。



この学校の入学式は、ほかの学校と変わりなく行われている。



ただ、中高一貫校ということもあるからか、校長先生の話や在校生からの挨拶はとてもフランクで柔らかかったことだけが、ほかとは違ったように思う。



特に変わりばえもなく、入学式を終えた。

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雨莉(プロフ) - かなとさん» 外し忘れておりました…!教えていただきありがとうございます! (2019年10月15日 8時) (レス) id: b3a927fc9e (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年10月15日 6時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨莉 | 作成日時:2019年10月15日 1時

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