_3_ ページ3
私は服と関わる仕事をらしているにも関わらず、私服がダサい
ダサいというより、自分のことに執着がないって言ったらいいのかな?
たぶん自分のことがあまり好きじゃないからだと思う
他の人をオシャレにして眺めるのは好きなのに、荒井さんにも変わってるって言われるほど
周りで働いてる女性はみんなオシャレをしてきて、私にはない愛嬌がある
きっとモテる女性ってそういう人をいうのかなー
と、今目の前で永瀬さんとキレイな女性スタッフが話しているのをぼーっと眺めながらそんなことをポワーンと頭に浮かべた
高橋「お姉さん!!」
『うわ!びっくりしたー』
高橋「うちの永瀬かっこいい?」
『いや、別に』
高橋「え!ずっと廉のこと見てたよね?」
『うん、見てた』
高橋「なんで?」
『綺麗な顔してるなーって』
高橋「それってかっこいいってことじゃないの?
ねぇねぇ、名前は?」
いきなり踏み込んできたー!
事務所的にスタッフの女とこんなに話させて大丈夫なのか?
『足立です』
高橋「下の名前は?」
『Aです』
高橋「Aちゃんって呼んでもいい?」
不意打ちちゃん付けでイケメンから言われると、結構ドキッとするもんなんだな
『いや、まぁ、なんでもいいですけど…
あんまり人前で呼ばないでくださいね?
注意されちゃいますよ?』
高橋「なんで?だって友達じゃん!!!」
いつ友達になったっけ?高橋さん
永瀬「ちょ、海人、お前困ってるやん」
高橋「なんで?友達嫌なの?」
『え?全然嫌とかそういうんじゃなくて』
そんな子犬みたいな顔で見つめないでくれ…
永瀬「ほんま、すんません
こいつお気に入りの人見つけるといつもこうなんすよ
海人、あんまり女の人と話してるとマネージャーに怒られんで」
やっぱり怒られるんだ
私も荒井さんに怒られちゃう
高橋「分かった…
あ、じゃあ連絡先交換しよ!」
『え?!
連絡先は…高橋さん、それは怒られちゃいます』
あからさまに落ち込む高橋さんに何故か心が痛む
永瀬「今日、他のスタッフの人も行くんすけど
一緒に行きますか?メシ」
高橋「そうだ!ね!行こう!」
あんな落ち込み具合を見せられた私は断れずに行くことになってしまった
342人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ながちぇ担ティアラ - すごい面白いです!続きってこれで終わりでしょうか? (2020年4月27日 15時) (レス) id: b4d5e7e24c (このIDを非表示/違反報告)
ビタースイート(プロフ) - 廉奈さん» ありがとうございます!励みになります! (2019年10月16日 19時) (レス) id: f3b48856ae (このIDを非表示/違反報告)
廉奈(プロフ) - 凄く面白いです!更新頑張って下さい! (2019年10月16日 7時) (レス) id: 2f41cf5dcb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ににぬな | 作成日時:2019年10月14日 23時