第236話 ページ47
べレッタの方を見ると…え?
バラバラになった4本腕が…しかもべレッタには傷一つ無い。
何と言うか、流石だな、べレッタ。
まぁあちらはリムルが対応したようだし、大丈夫だろう。
それよりも…
「波動拳!波動拳!波動拳!波動拳!」
ヴェルドラが今日も通常運転…
あの技、リムルの記憶から覚えたんだろうな。
けど、竜種同士の戦いなんてそうそう見られるものじゃないし、情報収集だけはしておこうか。
録画と分析を
それは驚くほどに一方的な戦いで。
そりゃそうか、シオンも
それにあの新しい剛力丸…ソウルイーターか。
クロベエとカイジンにリムルが頼んでいたのを以前聞いた。
大方、ヒナタ・サカグチのを参考にしたのだろう。
ありゃ、クレイマンにとっては相性が悪すぎる。
たとえ剛力丸が無くともシオンの勝ちには変わりないだろうけど。
「ふっ、ならばその小癪な剣さえも、私のコレクションに加えてやろう!」
リムルから説明を受けたクレイマンが喚く。
こいつ、阿呆か?
シオンに勝てもしないのに、コレクションがどうとか。
今は自分の命の心配をしろよ。
「くらえっ、デモンマリオネット!」
無数のムチにようなものが、シオンに絡みつく。
「ふはははは、喜べ!魔王すらも支配する究極の呪法だ!
貴様ごとき魔人に使用するのは勿体ないが、5本指も一新せねばなるまいし、私の部下として重宝してやろう!」
あーあ、そんなこと言ったらキレちゃうよ…
「おい、これは何のつもりです?」
「な、」
「痛くも痒くもないが、もう少し待てば良いのですか?」
煽りスキル高いな、シオン。
あれを素でやってるから恐ろしい…
「そ、そんなばかな!ありえない、ありえないんだ!!
魔王すらも支配する、究極の支配の呪法なんだぞっ!!」
クレイマンはそう主張するが、シオンは易々と抜け出した。
というか魔王すらも支配、ってなんだ?
あれか、ミリムを支配できてると思ってるのか。
何と言うか…救いようが無いな。
「本当にくだらない。
こんな小手先の技に頼るなど、魔王を名乗るに値しません」
「くっ、許さんぞ虫けらがぁ!この私に本気を出させたこと、後悔させてやる!!」
そう叫ぶと、奴は力を完全に解放した。
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ぬこ(プロフ) - ラアヤさん» ほんとだ、すぐに直しますね! このままじゃとんでもない意味になってしまいますね…笑 ご指摘ありがとうございます! (2022年5月19日 0時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ラアヤ - 206話のクレイマンに、愛に、になっています。会いにでは、ないでしょうか? (2022年5月7日 1時) (レス) @page17 id: f2444fe42b (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - ツバメさん» リクありがとうございます! 以前提案いただき、ワルプルギスにヴェルザードは参加させるつもりです。もう少し、お待ちください…! (2021年11月19日 21時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 別空間に在るワルプルギスの会場からウェルザードがヴェルドラの気配を察知して呼ばれて来るのでは無く自分でも来そうな気がしますが別空間ですしでも魔王と夢主.リムル.ヴェルドラ.ウェルザードを合わせて自己紹介プラス色んな話を聞きたいです? (2021年11月18日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - ちょっとした難しいリクエストになってしまうのですがクレイマンとの決着後まだ少しワルプルが続くと思うのですがその際ギィがヴェルドラの事をウェルザードに伝えて会場にウェルザードとヴェルドラが揃って魔王中に彼等を入れる事は難しいですか? (2021年11月18日 23時) (レス) @page8 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年10月10日 10時