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第233話 ページ44

「本当に良いのか?」

「はい。リムル様には、ワレよりも強き者がお仕えしておりますゆえ。
それに、ワレは研究が好きなのです。ラミリス様との研究の日々は、まさに夢のような…おっと、失礼しました」

「1つ聞く。お前の系統は」


系統、悪魔が所属する“色”

それは彼らが誰により作られたかを示し、悪魔たちの本質を左右する。

ヴェルは創造主とやらに造られたって言ってたから、所属する色は無かったはず…
原初の悪魔たちと同格だと思うと改めてすごいな。


「…ワレは末端、上位悪魔(グレーターデーモン)でした。
ですが、ワレと同系統は非常に少ないかと思います」


同系統は非常に少ない、か。

予想はしてたけどやっぱり…


「数の少ない系統、か。そうかよ。通りでオレを恐れないわけだ。
あの系統は、自分勝手で興味本位だからな」


それに関しては黒じゃないはずのヴェルもなんだけど…


「そんなお前が、自分よりも強いと認める者がいるのか?」

「ワレなどまだまだです。あの方がリムル様にお仕えする以上、今を逃せば、活躍の場など無くなりますので。
A様はご承知のこととは存じますが」

『ふふ、そうだね。
リムルに仕えてるのはギィ、あなたもよく知る悪魔(ひと)だよ』


ギィは納得したかのように微笑んだ。


「ふ、なるほどな。
べレッタ、お前の気持ちは理解した。行っていいぜ」


ギィが手をかざすと、結界に穴が空く。


「それでは、失礼」

「べレッタ、しっかりね!」


彼女はそのまま結界に飛び込み、戦いの中へと身を投じた。


『え、それならソウエイとアクトも参戦させていいんじゃ?』

「駄目だ。数が合わなくなるじゃねぇか」

『さっきまでクレイマンサイドが多かったハズなんだけど??』

「細けぇこたぁいいんだよ」


細かくねぇよ!


「それに、本当にクレイマンの味方の方が結界内に多かったか?」

『え、どういう意味』

「それは自分で考えろ」


ケチ…

けど今のギィの物言い、どこか引っかかる。

私は改めて、結界での戦いに目を凝らした。


今、中にいるのはリムル、シオン、ランガ、そしてべレッタ。クレイマンにナインヘッド、4本腕、そしてミリム。

さっきまでべレッタがいなかったんだから、3対4でクレイマンの戦力が多かった。


“クレイマンの味方”


私が考えているメンバーの中に、クレイマンのほうに付きながら私たちの味方をしている者がいる…?

その仮説が正しいとすれば、そんなの彼女しか…

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ぬこ(プロフ) - ラアヤさん» ほんとだ、すぐに直しますね! このままじゃとんでもない意味になってしまいますね…笑 ご指摘ありがとうございます! (2022年5月19日 0時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ラアヤ - 206話のクレイマンに、愛に、になっています。会いにでは、ないでしょうか? (2022年5月7日 1時) (レス) @page17 id: f2444fe42b (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - ツバメさん» リクありがとうございます! 以前提案いただき、ワルプルギスにヴェルザードは参加させるつもりです。もう少し、お待ちください…! (2021年11月19日 21時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 別空間に在るワルプルギスの会場からウェルザードがヴェルドラの気配を察知して呼ばれて来るのでは無く自分でも来そうな気がしますが別空間ですしでも魔王と夢主.リムル.ヴェルドラ.ウェルザードを合わせて自己紹介プラス色んな話を聞きたいです? (2021年11月18日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - ちょっとした難しいリクエストになってしまうのですがクレイマンとの決着後まだ少しワルプルが続くと思うのですがその際ギィがヴェルドラの事をウェルザードに伝えて会場にウェルザードとヴェルドラが揃って魔王中に彼等を入れる事は難しいですか? (2021年11月18日 23時) (レス) @page8 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年10月10日 10時

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