第194話 ページ5
「そう言えば、何しに来たんだ?あいつ。」
『ああそう言えばそうだな…いきなり来て気絶して今は…漫画に夢中、か。』
「お、あれはたしか…」
ああ、壊しちゃったゴーレムの代わりにリムルが作って悪魔を召喚したっていう…
「この度は魔王への進化、おめでとうございます。
また、お初にお目にかかります、A様。リムル様より召喚され、今はラミリス様の護衛として仕えさせて頂いております、ベレッタと申します。」
「ああ、元気そうで何よりだ。」
『話は聞いてるよ。よろしくな、ベレッタ。』
「はは、ありがたきお言葉です。」
「うん。ラミリスの言うことも、無茶な命令以外はちゃんと聞いてやってくれ。」
「お任せ下さい。ご期待に応えておみせします。
それとA様。」
『ん?』
「ラミリス様より事情は伺いました。ご安心を(コソッ」
『ああ、それは助かる…わがまま言って悪いな(コソッ』
「いえ。お構いなく。」
うぅ、ベレッタほんと良い子…!
「ところでさ、お前たち何しに来たの?」
「ハッ、ラミリス様。このようなことをしている場合ではございません。
早くリムル様とA様にあのことをお伝えしないと。」
「うるっさいわねぇ、アタシは今とても忙しいの!」
「ここに来た目的を思い出してください。」
「だぁか〜ら〜!アタシは運命の出会いをしたわけよ!
この漫画という素晴らしい書物の中で、このヒロインは一体誰を選ぶのか…!」
『なぁラミリス。ヒロインが誰とくっつくかバラされたくなかったらさっさと来た目的を言ってくれるかな?』
「はいっ!
エヘン、スゥーッ…
ではもう一度言うわ。
この国…テンペストは滅亡する!!
フフン、驚いた?」
ラミリスは
ビシッ
っと私たちを指さし、言い切る。
「いや、それはもういいよ。」
「まぁ、とは言ってもアタシもテンペストの滅亡なんて望んでないわけ。
それでわざわざ知らせに来てやったのよ?感謝しなさいよね!」
『なんで滅亡するんだ?』
「慌てないで落ち着いて!
いい?話には順序があるのよっ!」
『別に慌ててないけど…』
「魔王クレイマンの提案でね、」
「クレイマンだと…?」
「ワルプルギスが発動されたのよー!!」
は、まじ?
ワルプルギス?クレイマンが?
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ぬこ(プロフ) - ラアヤさん» ほんとだ、すぐに直しますね! このままじゃとんでもない意味になってしまいますね…笑 ご指摘ありがとうございます! (2022年5月19日 0時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ラアヤ - 206話のクレイマンに、愛に、になっています。会いにでは、ないでしょうか? (2022年5月7日 1時) (レス) @page17 id: f2444fe42b (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - ツバメさん» リクありがとうございます! 以前提案いただき、ワルプルギスにヴェルザードは参加させるつもりです。もう少し、お待ちください…! (2021年11月19日 21時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 別空間に在るワルプルギスの会場からウェルザードがヴェルドラの気配を察知して呼ばれて来るのでは無く自分でも来そうな気がしますが別空間ですしでも魔王と夢主.リムル.ヴェルドラ.ウェルザードを合わせて自己紹介プラス色んな話を聞きたいです? (2021年11月18日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - ちょっとした難しいリクエストになってしまうのですがクレイマンとの決着後まだ少しワルプルが続くと思うのですがその際ギィがヴェルドラの事をウェルザードに伝えて会場にウェルザードとヴェルドラが揃って魔王中に彼等を入れる事は難しいですか? (2021年11月18日 23時) (レス) @page8 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年10月10日 10時