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第226話 ページ37

「そして、このように情報を集めてくれた私の配下のミュウランは…!くっ!そこのリムルという痴れ者によって殺されましたっ!!
くっ…!だから私は、復讐を決意したのですよ」


はぁ、素晴らしい名演技だな。

お涙が零れそうだよまったく。


「さらにリムルとAは、カリオンと共謀して私を殺そうとしていました。
ミュウランが、最後の力で、私に知らせてくれたのです…!

そして、カリオンが裏切ったことを知ったミリムが激怒し、獣王国ユーラザニアを滅ぼし、カリオンは死亡しました…

さすがに私は、証拠もないのにそのような行為は許されないとミリムを諌めました。

ですが、ミリムを責めないで頂きたい。
ミリムは私を想って、そんなことを…

お分かり頂けたと思いますが、そこのリムルとAなる卑小な魔人は、魔王を僭称する愚か者!
粛清するのがよろしいかと思います!

以上です」


そう告げてクレイマンは席に着く。

ほんと、根拠も何も無い支離滅裂な話だったな。


「それでは次に、来客からの説明となります」


レインのその言葉に私とリムルは立ち上がる。

正面を見ると、ギィは心底楽しそうにこちらを見ていた。

こいつ、私らがどう反応を示すのかを見て楽しんでるだろ…


「クレイマンだっけ。お前、嘘つきだな」

「何?」


うわぁ、リムル直球。

でもまぁ、馬鹿には直接言わなきゃわからんだろうしな。


『ぶっちゃけ、私らは魔王なんてどうでもいい。
カリオンが私たちを誑かしたってのもデタラメだし、ファルムス王国は勝手に欲かいて攻めてきただけだし』

「はっ、そんな言い訳を誰が信じるというのだ。私は手下を殺されているのだぞ?」


手下?あぁ、ミュウランのことか。それなら…


「ミュウランは生きてるよ」

「…何を言うかと思えば」

『お前に証言をしたというミュウランは、私らの保護下にある。
だから手出しは許さんし、お前の証言の信憑性など無きに等しいんだよ』

「はははっ、そこまで卑劣な真似をするか」


はぁ?卑劣?


「卑劣?」

「ミュウランの死体に細工し、悪霊でも取り付かせたか?」


卑劣、ねぇ。

心臓で縛り付けて無理やり命令を聞かせていたようなやつが、今さら何をほざいているのやら。


「まぁ、何を言っても信じないとは思っていたさ。
なので…これを見ろ」


リムルが手をかざすと、円卓の上空に巨大な水晶が現れた。

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ぬこ(プロフ) - ラアヤさん» ほんとだ、すぐに直しますね! このままじゃとんでもない意味になってしまいますね…笑 ご指摘ありがとうございます! (2022年5月19日 0時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ラアヤ - 206話のクレイマンに、愛に、になっています。会いにでは、ないでしょうか? (2022年5月7日 1時) (レス) @page17 id: f2444fe42b (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - ツバメさん» リクありがとうございます! 以前提案いただき、ワルプルギスにヴェルザードは参加させるつもりです。もう少し、お待ちください…! (2021年11月19日 21時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 別空間に在るワルプルギスの会場からウェルザードがヴェルドラの気配を察知して呼ばれて来るのでは無く自分でも来そうな気がしますが別空間ですしでも魔王と夢主.リムル.ヴェルドラ.ウェルザードを合わせて自己紹介プラス色んな話を聞きたいです? (2021年11月18日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - ちょっとした難しいリクエストになってしまうのですがクレイマンとの決着後まだ少しワルプルが続くと思うのですがその際ギィがヴェルドラの事をウェルザードに伝えて会場にウェルザードとヴェルドラが揃って魔王中に彼等を入れる事は難しいですか? (2021年11月18日 23時) (レス) @page8 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年10月10日 10時

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