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第220話 ページ31

扉が開き、姿を現したのは…


「お迎えに参りました、ラミリス様」


ミザリーだ!

いやぁ、本当に久しぶりに見たような気がする。

そりゃそうだ、1年半は会ってないんだもんな。


「久しぶりじゃんミザリー、相方のレインは元気??」

「おかげさまで変わりありません」


相変わらずクールだね、ミザリーは。


「そちらがリムル様と……っ、」


ミザリーは私を見ると…え!泣いてる!?


「お久しぶりでございます、A様。
また、ご復活…心よりお慶び申し上げます…!」


そっか、ギィには私が1度死んだことも、復活したことも伝わっているはずだから…


最初、初めて白氷宮へ行ったあの日。

結界に閉じ込めたのがミザリーだということもあって、彼女はとてもよく私を気にかけてくれていた。


『泣かないで、ミザリー。私はもう元気だから』


私は慌ててミザリーに駆け寄り、涙を掬う。


「申し訳ございません、このような醜態を…」

『ううん、私の方こそ心配かけてごめんね』


ミザリーが泣くところなんて初めて見た…

まぁ、ギィの前でなんて泣けるわけが無いのだろう。

少しすると、落ち着いたようで。


「…我が主ギィ様より、お二方をお連れするよう仰せつかりました」

『よし、じゃあ行こうか、リムル!』


そう言ってリムルの方を振り返ると…

え、ありえないというような目で見られてるんだけど…ちょっと傷つく。


「な、なぁA、説明してくれるよな…!?」


あ、これ断れないやつだ。


「いいじゃんA!もう十分面白いものは見れたし!」


ま、ラミリスも満足してくれたのならもういいか。


『それじゃあ改めて。
最古にして最強の魔王ギィ・クリムゾンの盟友、A=クリムゾンだ。
よろしくね、リムル、ヴェルドラ』

「「……はあぁぁぁ〜〜!?!!?」」


こうして私の執務室に、リムルとヴェルドラの絶叫が響き渡ったのだった。

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ぬこ(プロフ) - ラアヤさん» ほんとだ、すぐに直しますね! このままじゃとんでもない意味になってしまいますね…笑 ご指摘ありがとうございます! (2022年5月19日 0時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ラアヤ - 206話のクレイマンに、愛に、になっています。会いにでは、ないでしょうか? (2022年5月7日 1時) (レス) @page17 id: f2444fe42b (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - ツバメさん» リクありがとうございます! 以前提案いただき、ワルプルギスにヴェルザードは参加させるつもりです。もう少し、お待ちください…! (2021年11月19日 21時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 別空間に在るワルプルギスの会場からウェルザードがヴェルドラの気配を察知して呼ばれて来るのでは無く自分でも来そうな気がしますが別空間ですしでも魔王と夢主.リムル.ヴェルドラ.ウェルザードを合わせて自己紹介プラス色んな話を聞きたいです? (2021年11月18日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - ちょっとした難しいリクエストになってしまうのですがクレイマンとの決着後まだ少しワルプルが続くと思うのですがその際ギィがヴェルドラの事をウェルザードに伝えて会場にウェルザードとヴェルドラが揃って魔王中に彼等を入れる事は難しいですか? (2021年11月18日 23時) (レス) @page8 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年10月10日 10時

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