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第219話 ページ30

「本気ではなかったが、我と遊べる程度には強かったので、せいぜい気をつけるのだぞ」

「その国なら、1500年前くらいからロイ・ヴァレンタインって男が統治してたはずだよ」

「代替わりしたってことか」


代替わり?そんな話、ギィに聞いたことないけど…


「おぉ!!!」

「『どうした!?』」


ヴェルドラがいきなり大声をあげたので、驚いてしまった。


「ここで真なる敵が現れるとは…!
次号への見事な引きである!!」

「真面目にやれよ!」

『お前な、ネタバレするぞ!?』


漫画の話かよ!
何かあったのかと思ったわ!


「そうカリカリするでない。
あとは巨人族(ジャイアント)の魔王ダグリュールだな。
何度か喧嘩したが、勝負はついておらぬ」


ダグリュール、ギィから聞いた話でもかなりの強者だったな。

ヴェルドラが名前を覚えているくらいだし、やはりバケモノ級の強さなのだろう。


「まぁ、今なら我が勝つがな。」

「あとはディーノちゃんがいるよ!
寝てばっかりの、アタシ以上にサボるのが好きな魔王だよ!」

『なるほど、ラミリスの同類か』

「な!同類やだ!ふん!」


あらら、拗ねちゃった…


「で、あと一人は?」

「あぁ、我は戦ったことは無いが悪魔族(デーモン)の魔王、ギィ・クリムゾンだな」

『っ、』


うん、やっぱり出るよね…ギィの話は…


「戦ったことが無いって?」

「やつは北の果てに住んでいるからな。
あんな何も無いところに、我のような偉大なる者が、わざわざ行く必要も無いのだ!」

「そだね、ギィは強いからね!」


おい、こっち見てニヤニヤすんな。


「ギィとミリムとアタシが、最古の魔王なんだよね!」

「へぇ、ギィ・クリムゾンか…
ん?クリムゾン…?」


リムルがこちらを見る。

そして何やら一人百面相をしているようだ。

その間、

「まさか…?いやいや、でもそんな…まぁ俺もヴェルドラとたまたま友達になったし…?いやでもさすがにな…」

とかなんとかブツブツ言ってるようだ。


ま、もうかなり隠し通せたし、ワルプルギスに行けば絶対バレるし…

そろそろ潮時かな。ちょうどラミリスもいるしね。


私がネタばらししようとした、その時だった。


「『!』」

「時間のようですね」

「お迎えが来たね!」


執務室の何も無いところから、巨大な扉が現れた。


うわ、何このデザイン。
絶対ギィだな…厨二感が凄い…

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ぬこ(プロフ) - ラアヤさん» ほんとだ、すぐに直しますね! このままじゃとんでもない意味になってしまいますね…笑 ご指摘ありがとうございます! (2022年5月19日 0時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ラアヤ - 206話のクレイマンに、愛に、になっています。会いにでは、ないでしょうか? (2022年5月7日 1時) (レス) @page17 id: f2444fe42b (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - ツバメさん» リクありがとうございます! 以前提案いただき、ワルプルギスにヴェルザードは参加させるつもりです。もう少し、お待ちください…! (2021年11月19日 21時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 別空間に在るワルプルギスの会場からウェルザードがヴェルドラの気配を察知して呼ばれて来るのでは無く自分でも来そうな気がしますが別空間ですしでも魔王と夢主.リムル.ヴェルドラ.ウェルザードを合わせて自己紹介プラス色んな話を聞きたいです? (2021年11月18日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - ちょっとした難しいリクエストになってしまうのですがクレイマンとの決着後まだ少しワルプルが続くと思うのですがその際ギィがヴェルドラの事をウェルザードに伝えて会場にウェルザードとヴェルドラが揃って魔王中に彼等を入れる事は難しいですか? (2021年11月18日 23時) (レス) @page8 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年10月10日 10時

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