第202話 ページ13
ヴェルを付けようかとも思っていたけど、この機会はディアブロにとっても自己アピールに良い場になるだろ。
と、思っていたが…
「…承知致しました、リムル様……」
なんかかなりのショック受けてるみたい…
左遷されたとでも思ってるんだろうか。
ま、このチャンスを活かせるかどうかはディアブロ次第だな。
「数年かかるかもしれないが、気長にな」
「問題ございません。早急に終わらせて戻ってまいります」
「国を1つ滅ぼすのに大した自信だな…」
『ディアブロならほんとに一瞬で終わらせかねないからね…』
これほど安心して任せられる相手はいないだろう。
ヨウムの国盗りのほうは、これで大丈夫だろうな。
「では、そのクレイマンとの戦についてだが…そちらのラミリス君の知らせで、俺たちが狙われているとわかった」
「えっへん!」
「「さすがはラミリス様です!(パチパチ」」
うん、ご機嫌なようで良かった。
ラミリスはそのままヴェルドラのほうに飛んでいくと、マンガを読みふけっている。
大人しくしててくれるならそれが一番なんだけどな…
『ソウエイ』
「はっ」
私の言葉を合図に、ソウエイが1歩前に出る。
『クレイマンの軍勢の動きを報告してくれ』
「はっ。軍勢は……」
ソウエイはこの場にいる人間と思念伝達を繋ぎ、映像を映す。
「およそ3万。現在、魔王ミリムの領地にて編成を行っております」
『3万か…勝てない数じゃないね』
「軍を率いているのは、どうやらクレイマン本人ではないようです
軍勢の中で特に魔素量が多いのは…」
ソウエイが1人の魔人の姿を映す。
「こいつが指揮官か」
「中指のヤムザです」
『中指?』
私たちは発言したミュウランを見る。
「クレイマンの配下の中でも、特に強い者は5本指と呼ばれております。
中指のヤムザ、示指のアダルマン、母指のナインヘッド、小指のピローネ
…私は、薬指でした」
ミュウランは、視線を逸らす。
気に病むことなんてないのにな。
ヨウムが好きだったから仕方なく、ってのは私もリムルも分かってるし。
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ぬこ(プロフ) - ラアヤさん» ほんとだ、すぐに直しますね! このままじゃとんでもない意味になってしまいますね…笑 ご指摘ありがとうございます! (2022年5月19日 0時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ラアヤ - 206話のクレイマンに、愛に、になっています。会いにでは、ないでしょうか? (2022年5月7日 1時) (レス) @page17 id: f2444fe42b (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - ツバメさん» リクありがとうございます! 以前提案いただき、ワルプルギスにヴェルザードは参加させるつもりです。もう少し、お待ちください…! (2021年11月19日 21時) (レス) id: 408e3ef2ce (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 別空間に在るワルプルギスの会場からウェルザードがヴェルドラの気配を察知して呼ばれて来るのでは無く自分でも来そうな気がしますが別空間ですしでも魔王と夢主.リムル.ヴェルドラ.ウェルザードを合わせて自己紹介プラス色んな話を聞きたいです? (2021年11月18日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - ちょっとした難しいリクエストになってしまうのですがクレイマンとの決着後まだ少しワルプルが続くと思うのですがその際ギィがヴェルドラの事をウェルザードに伝えて会場にウェルザードとヴェルドラが揃って魔王中に彼等を入れる事は難しいですか? (2021年11月18日 23時) (レス) @page8 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年10月10日 10時