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第190話 ページ49

「何かあれば俺を頼るが良い。

しかし面白い男を見つけたものだな。」

「まさか、惚れた女のために王になるなどと…」

「「ふはははは/ふふふふふ」」

「あ、いや…」


2人揃って頬染めてんじゃねぇぞ。

リア充爆発すべし(2回目)


「やるじゃねぇかグルーシス。
まさか俺たちの前で堂々とカリオン様を裏切る宣言をするとは。」

「な、いや、そんなつもりでは…」


フォビオも分かってるくせに。
性格の悪さが出てるな…


「ヨウムよ。我が国が貴様に望むのは農作物の生産だ。
他国と競争する分野ではなく、独自の分野を伸ばす方が、共存共栄しやすいだろう。」

『私からも頼むよ、ヨウム。
欲しい作物は要相談、ってことで!』

「さすがだな、姉貴。
任せてくれ!ファルムスは農業も発展しているし、受け入れられると思うぜ。」


よし、これで大方食料に関して悩むことは無いだろう。

いくらトレント族が森の恵みを分けてくれるからといって、かなり人数も増えてきた今それに頼りきるのは少し心もとないからな。

ユーラザニアも国は吹き飛んでしまったというし…

新生ファルムスから輸入できる目処がたったのはかなりありがたい。


「では、ブルムンド王国を代表して提案があります。」

「提案?」

「我らも、ヨウム擁立計画に協力出来そうですので。」

「ほう。」

「ブルムンドは、ファルムスの貴族ミュラー公爵とヘルマン伯爵を懇意にしているのです。
彼らと交渉し、こちらの陣営に加わってもらうというのはどうでしょうか。
ヨウムどのが決起した際には後ろ盾として、頼りになると考えます。」


たしかに、民意だけで支えられているヨウムに貴族の後ろ盾ができるのはかなり心強いが…


「それはありがたいが…ギルマスとはいえ、そんなことをここで決めていいのか?」

「今の俺は、国家所属の立場であるとご理解ください。
ギルマスとしてでは無く、ブルムンド王国、情報局統括補佐としての発言です。」

『ふむ。その貴族たちを信用出来る、と。』

「ミュラー公爵は実は、ブルムンド王と遠縁に当たりますし。
ヘルマン伯爵はミュラー公爵に大きな恩があり、裏切るとは考えられません。」

「なるほど…しかし、そんな秘密をここで暴露して大丈夫なのか…?」

「ふははは、大丈夫です。
それに、どうせご存知だったのでしょう?」


そう言ってフューズはガゼル王を見る。


「ドワルゴンの暗部の者たちならば、我がブルムンドの情報局に匹敵しますからね。」

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諒輔 - ママさん» 何何お前は黙っとけよ (1月21日 19時) (レス) id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんと主人公のイラストを描いて下さい (2023年1月12日 19時) (レス) @page27 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんとしたイラスト描いてくださいわかりにくい (2023年1月12日 19時) (レス) @page26 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - イラストをちゃんと描いてください (2023年1月11日 18時) (レス) @page1 id: afb3d45f28 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - ギィ出てこーーーい!!! (2022年8月20日 16時) (レス) id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年9月26日 10時

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