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第187話 ページ46

「はぁ?暴風竜?
ヴェルドラが復活したですって?んなわけないでしょ。

ヴェルドラは昔私がワンパンで沈めてやったからね!
口ほどにもないやつだったわよ!あいつの時代はとっくに終わったってわけ〜

恐怖するならあんなそよ風竜じゃなくて、アタシを恐れ敬うがいいのさ!
はーっはっはっは!!」


口だけ番長にも程がある…


リムルも考えは同じだったらしく、ディアブロからラミリスを受け取ると…


「ヴェルドラ、悪いけどこの子の相手をしてやってくれる?」


そのままヴェルドラの目の前に降ろした。


「ん?ヴェルドラ??」

「むう。」


ラミリスは人型の彼からしっかりとヴェルドラの気配を感じ取ったらしく…


「あぅ…」


そのまま気を失ってしまった。

ま、自業自得ってことで。


『あとは任せたよー。』


そのままラミリスはヴェルドラに預け、会議を続行する。


『では、改めて本題に入ろうと思う。』

「公に発表するのは、以下の筋書きとする。」


簡単に纏めると…

私たちは魔王を名乗るが、覚醒したことは隠す。

欲深いエドマリスがテンペストへ軍を向け、戦争になり、敗北。

魔王1人に滅ぼされたよりも、戦争によって敗北したとする方が受け入れられるという判断だ。

その上で、ファルムス軍の大量の死者が災厄の封印を解いてしまい、眠れる邪竜、暴風竜ヴェルドラを復活させた。

そのヴェルドラを英雄ヨウムと私たちが協力し、多大な犠牲を出しつつも説得して怒りを鎮め、守護者として祀ることで話をつけた。

私たちの魔王化に意味を持たせ、ファルムス王国に全ての罪を着せ、私たちが正義だったと主張する。


「ふむ。」

「考えてもみよ。
人は自分が理解できない存在を恐れ、決して認めうとはしない。
たった1人で2万もの軍を滅ぼした者に友好を口にされても、信じることなどできまいよ。」


その通りだ。

私たちが恐怖の対象となり、人々を脅かす存在として認識されたくはない。

現友好国とは、これからも変わらず良い関係を築いていきたいしな。


「だが、暴風竜の仕業であるとするならば理解するのは容易だろう。
なにしろ、暴風竜は天災なのだからな。」

「クックック、我を天才と呼ぶとはなかなか見所のある男よ!」


そっちのテンサイじゃねぇよ!

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諒輔 - ママさん» 何何お前は黙っとけよ (1月21日 19時) (レス) id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんと主人公のイラストを描いて下さい (2023年1月12日 19時) (レス) @page27 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんとしたイラスト描いてくださいわかりにくい (2023年1月12日 19時) (レス) @page26 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - イラストをちゃんと描いてください (2023年1月11日 18時) (レス) @page1 id: afb3d45f28 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - ギィ出てこーーーい!!! (2022年8月20日 16時) (レス) id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年9月26日 10時

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