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第179話 ページ38

「ジュラの大森林の盟主にして、魔物を統べるもの、魔物の頂点に立つものよ。
今、娘のエリューンにより紹介されました通り、私の名はエラルド・グリモワルトと申します。
どうぞエラルドと、お呼びください。」

「お、おう…」『ああ…』


へぇ、親が貴族ってのは聞いたけど、こんな大物だとはね…


「で、要件はエレンさんの件のみ、ですか?」

「ふっふふ、そんなわけは無い。」


ですよねー、知ってた。


「自分の目で、見極めておきたかったものでね。
娘が気に入った、キミらという人物をな。

では私も、会議に参加させてもらうとするよ?」


有無を言わさぬ目…こりゃ断れないな…

全く、なんでこう勝手な奴らばっかなんだよ…


「『はぁ…』」


私たちは揃ってため息をついたのだった…



こうして、各要人が意図せず集まった重要な会議が開かれる運びとなり…


「続きまして、新しく第2秘書になりました、ディアブロ。」

「以後、お見知り置きを。」


シュナによる出席者の紹介が行われていた。


「そして、ジュラの森の管理者として、」

「ドライアドのトレイニーです。」

「以上が、テンペスト側の紹介になります。
続きまして、来賓の方々を紹介します。

武装国家ドワルゴンより、ガゼル・ドワルゴ国王。」

「うむ。」

「魔導王朝サリオンより、エラルド公爵。」

「よろしく。」

「獣王国ユーラザニア戦士団より、三獣士のアルビス様、スフィア様、フォビオ様。

ブルムンド王国より、ギルドマスターのフューズ様。」

「は、はい。」

「そして、今後のファルムス王国を代表して、グルーシス様、ミュウラン様、ヨウム様。」

「うぉっほん!どうぞ、よろしく。」


これはまた、錚々たるメンバーが揃ったな…


「シュナ、ヴェルドラはどうしてる?」

「はい。お召し物を変えられて、間もなくいらっしゃるかと。」


お、噂をすればなんとやら…


「待たせたな!皆の者!」

「まぁ!良くお似合いです!」

『おお、流石シュナだな。サイズもピッタリだ!』

「そうであろう?実に、ナイスな衣装だ!褒めて遣わすぞ!?くぁーっはっは!」

「ありがとうございます!」

「リムル、Aよ。そやつも部下か?初めて見る顔だな。」

「ああ、皆さんに俺たちの盟友を紹介したい。」

『ヴェルドラくんだよ。』

「エッヘン!」

「ヴェルドラ?」

「ヴェルドラ…?」

「ヴェル…ドラ…?」


おそらく今皆様の脳内にはドラゴンの姿が浮かんでいることだろうな。

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諒輔 - ママさん» 何何お前は黙っとけよ (1月21日 19時) (レス) id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんと主人公のイラストを描いて下さい (2023年1月12日 19時) (レス) @page27 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんとしたイラスト描いてくださいわかりにくい (2023年1月12日 19時) (レス) @page26 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - イラストをちゃんと描いてください (2023年1月11日 18時) (レス) @page1 id: afb3d45f28 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - ギィ出てこーーーい!!! (2022年8月20日 16時) (レス) id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年9月26日 10時

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