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第175話 ページ34

「そ、そうか…」

『そんな素晴らしいスキルが…!』

「これで…死なずに済みます…!」


ああ、1番被害を被ってたのはベニマルだもんな…
最近は試食しすぎて毒耐性獲得した、って言ってたし。


「さぁ食べよう!」

「はい!」『ああ!』


これは結構まじで美味い。

味だけはほんとに三ツ星レストラン並だ…!


「見た目は良くないが、本当に美味いな。美味い(モグモグ)」

『ああ。見た目は残念だが、本気で美味しいな。(モグモグ)』

「えぇ、えぇ!見た目は良くありませんが!(モグモグ)」

「おかわりたくさんありますから!」

「「『それは結構です!!』」」


シオンが涙目になるが、こればかりは譲れない。

私たちは今日学んだのだ。料理には、見た目も大切なのだと…!




一夜明けて、改めての報告等を含めた会議が開かれた。


ちなみにテンペストの住民の多くは、飲んで潰れてそこらの道端で爆睡している。

平和だねぇ…


「諸君。もう知っていると思うが、改めて紹介しておこう。
今回俺を窮地から救ってくれた、ディアブロくんだ。
新人だがかなり強くて頼もしいから、第2秘書として頑張ってもらうつもりだ。
みんなも仲良くするように!」

「皆様、ご指導ご鞭撻のほど、どうぞ宜しくお願い致します。」


この中で、こいつが原初の悪魔だって気づいてるの、私とヴェルだけだろうな…
リムルも気づいてないっぽいし…


「色々仕事を教えてやってくれ。」

「かしこまりました。」

『それと、ガビル。』

「はっ!」

『今日からお前に、開発部門を任せる。
役職は暫定的だけど、お前も幹部になるんだ。』

「えぇ!?」

『よろしく頼むな。』

「拝命します!
このガビル、身を粉にして働きまする!!」

『うむ。
では、今後の方針について話していこうか。』

「ああ。ヨウムや、三獣士の皆さんにも関係あるから、一緒に聞いてもらいたい。」


そう。まだまだ問題は山積みなのだ。
やらなきゃならんことは沢山ある。


「なんでも聞きますよ。旦那、姉貴。」

「それは、カリオン様の救出に関係あるのですね。」


そのアルビスの言葉に私とリムルは頷く。


『私たちは、魔王になることにした。』

「はい!」


ん?なんか思ってた反応と違う…


「だから、魔王にね…」

「はい!」

「『魔王に…』」


え、なんでみんなそんな受け入れてんの…?

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諒輔 - ママさん» 何何お前は黙っとけよ (1月21日 19時) (レス) id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんと主人公のイラストを描いて下さい (2023年1月12日 19時) (レス) @page27 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんとしたイラスト描いてくださいわかりにくい (2023年1月12日 19時) (レス) @page26 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - イラストをちゃんと描いてください (2023年1月11日 18時) (レス) @page1 id: afb3d45f28 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - ギィ出てこーーーい!!! (2022年8月20日 16時) (レス) id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年9月26日 10時

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