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第171話 ページ30

「そうだ、お前には祝福は届かなかったのかな?」

キラン

あ、ヴェルドラの目が光った。

「良くぞ聞いてくれた!
リムルのおかげで、我のユニークスキル『究明者(シリタガリ)』が、究極能力『究明之王(ファウスト)』になったのだ!!
これはな、我の飽くなき探究心から生まれた…」


へぇ、胃袋の中にいても祝福って届くんだ。

でもまぁ、私もリムルも究極能力を手に入れたし、そんなに驚くことでもないかも。

私は『不死之王』と『残虐之王』、計3つの究極能力を得たことになる…凄いな、魔王への進化って。

《否。それらに加えて、進化後各種スキルを統合し、ギィとの魂の繋がりの影響を受けた結果、究極能力『紅炎之王(アミー)』を獲得しています。
よって、マスターが所持している究極能力は4つです。》

まじ!?究極能力ってそんな簡単に手に入っていいのか…?

《良いんです。マスターですので。》

そ、そっか…


「…というわけでだな!今の我は無敵よ!大船に乗ったつもりで居るがいい!」

「『お、おう…』」


ごめん、ヴェルドラ。聞いてなかったわ。



私とリムル、ヴェルドラは封印の洞窟の外に転移した。


「数百年ぶりのシャバか…空気が美味いぞ…!」


ほんとに出所したとこのおっさんみたいだな…いや、今はそれよりも…


「なぁ、そのデカすぎるオーラを抑えてくんない?」

『街のみんながびっくりしちゃうから。』

「よかろう、やってみよう。」

「内に溜める感じでな。」

「ふむ、そうか。あれだな!」

『あれ?』

「うおおぉぉぉー!!!」


…むしろオーラ出まくってね?


「おおおぉぉぉぉー!!!どうだ!!」

「お、いいんじゃね?」

『うん、だいぶオーラが小さくなってるな。』

「くぁーっはっはっは!流石はこの世の全ての英智が納められておる聖典の知識よ!」


あぁ、漫画で読んだ何かを実践した、ってところか。



ヴェルドラのオーラも上手く収まったので、街へ戻る。

もうすっかり宴の準備が出来ていた。


「やぁみんな。」

『お待たせ。』

「おお、リムル様、A様!ご無事でしたか!心配しましたぞ、突如、暴風竜ヴェルドラ様の気配が復活したのを感じまして…」

「それについては、今から説明する。」

『その前に、みんなに紹介しておきたいんだ。』


うわ、めっちゃ鼻息荒くしてるよ、おっさん…人見知りか?


「こちら、ヴェルドラくんです!」

『ちょっと人見知りだけど、仲良くしてあげてな!』

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諒輔 - ママさん» 何何お前は黙っとけよ (1月21日 19時) (レス) id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんと主人公のイラストを描いて下さい (2023年1月12日 19時) (レス) @page27 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんとしたイラスト描いてくださいわかりにくい (2023年1月12日 19時) (レス) @page26 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - イラストをちゃんと描いてください (2023年1月11日 18時) (レス) @page1 id: afb3d45f28 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - ギィ出てこーーーい!!! (2022年8月20日 16時) (レス) id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年9月26日 10時

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