第160話 ページ18
〜リムルside〜
つまり?
《このスキルを前に戦意を喪失した場合、その者の死を意味します。》
なるほど…Aの『死神』みたいなものか。
ところで、必要なだけの魂は集まったか?
《現在、必要量の57.235%を獲得。》
まだか…なら
俺は上空へ登り、本陣全てから見えるであろう場所につく。
心無者か…使い所はそんなに無さそうだが、今はその力が役に立ちそうだ。
《問。ユニークスキル『心無者』を使用しますか?》
ああ。
そう答えた瞬間、一帯の騎士、兵士たちが1人残らず倒れた。死んだのだ。
《ユニークスキル『心無者』によって、この場に生存する全ての人間の魂を刈り取りました。
ただし、個体名:エドマリスとレイヒムは、対象指定外となっております。》
本当に無慈悲だ。
《告。進化条件、種の発芽に必要なヨウブン、人間の魂を確認します。認識しました。
規定条件が満たされました。これより、
!
やばい…なんか、めちゃめちゃ眠い…
俺は飛んでいることも出来ず、エドマリスとレイヒムの前に落ちる。
《告。魔力感知にて、生存者1名を確認。》
は、なんだって…?
とにかくこの眠気を何とかしないと…
《告。魔王への進化は、途中で停止不可能です。》
なんてこったい…
「ランガ。」
ランガが勢いよく影から飛び出る。
「はっ!我が主よ!」
「最重要命令だ。俺を守って街まで連れ戻れ。」
「はっ!」
「その2人を捕虜にしろ。」
「承知。生き残っている的の気配を感じますが、いかがいたしますか。」
「そりゃあ別のものに任せる…」
あぁ、とうとう人間の姿も維持できなくなった。
「魔法不能領域…解除…」
一帯を覆っていた結界が消える。
「召喚魔法、悪魔召喚を発動…供物はここに転がっている死体全部だ。
餌を用意してやったぞ。出てこい悪魔…俺の役に立ちやがれ…!」
そうして出てきたのは三体の悪魔。
まじかよ、三体だけって…いや待てよ、これ、Aと同じ状況じゃ…やばい、頭回らねぇ…
「おいお前ら。死んだフリをして隠れているやつが1人いる。
そいつを生かして捕らえろ。」
「クフフフフ、懐かしき気配…新たな魔王の誕生…実に素晴らしい。
大量の供物に初仕事…光栄の極みで、少々張り切ってしまいそうです。
この日を心待ちにしておりました…!
今後とも、お仕えしてもよろしいのでしょうか?」
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諒輔 - ママさん» 何何お前は黙っとけよ (1月21日 19時) (レス) id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんと主人公のイラストを描いて下さい (2023年1月12日 19時) (レス) @page27 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんとしたイラスト描いてくださいわかりにくい (2023年1月12日 19時) (レス) @page26 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - イラストをちゃんと描いてください (2023年1月11日 18時) (レス) @page1 id: afb3d45f28 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - ギィ出てこーーーい!!! (2022年8月20日 16時) (レス) id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年9月26日 10時