第156話 ページ14
〜NO side〜
「はははっ、ははははは!
見ろ!攻撃に特化した
はははははっ!骨を砕かれても頭を切り落とされてもすぐに修復する!
どうだくそ魔物め!これが、これこそが!この俺の力だ!!
ふはははは!!」
ショウゴの高笑いが響く横で、ハクロウとゲルドは淡々と倒す算段を立てていた。
「手を貸そうか?」
「必要ない!」
そう告げたゲルドが前に出る。
「あぁ?2人まとめて相手してやってもいいんだぜ?」
「格闘技に自信があるようだな。ならば素手で相手をしてやろう。」
「かっこつけるなよ。負けた時の言い訳が欲しいだけだろうが!」
ショウゴが殴りかかる。しかし、ゲルドに簡単に防がれた後、そのまま地面に叩きつけられた。
ゲルドは容赦なく馬乗りになり殴り続ける。
「その再生能力でどこまで耐えられるか見てやる。」
ゲルドは混沌喰を発動させつつ、殴ることを止めない。
「や、やべでぐだざい、やべ、やべで…」
ゲルドが拳をおおきく振りあげ、重い一発を腹に入れる。
「ぐああぁぁぁー!!」
ショウゴは生存者により、常人ならば一撃で命を落とすような攻撃にも耐え、再生する。
生身の人間ならば、今のゲルドの攻撃で5回は死んでいるだろう。
ゲルドはそのままショウゴを掴み持ち上げる。
「じょうだんらっだんれず…おんぎじゃなぐで…ぢょっどぢょうしに…らずげで…」
「ゲルドよ。」
「今終わらせます。」
ゲルドはショウゴを落とし、肉切包丁を構える。
「一撃で頭を割る。
その苦痛から解放してやろう。」
立ち上がり逃げ出すショウゴを叩き切る、その時。
緑の光がゲルドの攻撃を阻み、弾いた。
「ふむ。生き残ったのはショウゴのみか。
わしとした事が、魔物たちの力を見誤っていたようじゃの。」
攻撃を防いだのはファルムス王国の魔術師、ラーゼンだった。
「ら、らーれんざん、おでをだずげに…」
「ふむ…なるほどのう、オークロード。信じられんほど強い。
ショウゴたちでは勝てぬわけじゃ。1度退くとするわい。」
「逃がさぬ!」
ゲルドが2人に迫ったその時、
「止まれゲルド!」
ボォン!
爆発が起き、ゲルドはギリギリで回避した。
「かかか!鋭いのう!この罠を見抜くか!
警戒すべきはお主の方じゃったか。」
「狸め。最初から儂を警戒しておったくせに。」
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諒輔 - ママさん» 何何お前は黙っとけよ (1月21日 19時) (レス) id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんと主人公のイラストを描いて下さい (2023年1月12日 19時) (レス) @page27 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - ちゃんとしたイラスト描いてくださいわかりにくい (2023年1月12日 19時) (レス) @page26 id: cc99fe2694 (このIDを非表示/違反報告)
ママ - イラストをちゃんと描いてください (2023年1月11日 18時) (レス) @page1 id: afb3d45f28 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - ギィ出てこーーーい!!! (2022年8月20日 16時) (レス) id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬこ | 作成日時:2021年9月26日 10時