転生したら鬼人だった件 2【転スラ】

第65話 ページ21

さて、ついに来た名付けの日。リムルは昨日一日中名付けを行い、今はスリープモードだ。


そう、私が提案したのは一日交代で名付けをすること。代表の2人ともが行動不能になるわけにはいかないからな。


ちなみにあのオークジェネラルには、オークロードの意志を継いでもらうべくリムルがゲルドと名付けた。オークキングに進化したらしいし、これからが楽しみだ。


名付け…と言っても今までほとんどしたことないしな…まぁ昨日のリムルも最後はやけくそになってたみたいだし、どんな名前でも許されるだろ。


｢お前たちは…名付け親が私でいいのか？｣

｢もちろんでございます！A様につけて頂けること、光栄であります！！｣


そっか…よし、頑張ろう。


｢お前は…タケシ、ユイ、サトシ……アルファ、ベータ、ガンマ……川-1M、川-2M、川-1F……｣



その後…私とリムルは一日ごとにスリープモードになりながら、合計10日かけて15万人のオークたち全員に名前をつけた。


なんかあれだ、徹夜して1日寝て…ってのを繰り返した気分。


名付けの最後は適当になってたけど許してくれ…7.5万通りも名前のレパートリー無いから…。


ちなみに、リザードマンの首領には私がアビルの名をつけた。
その名付けだけで100年の統治は安泰らしい。やっぱすごいな、名付けって。




オークロード討伐から3ヶ月。オークから進化したハイオークたちは、カイジンたちの指導のもと、あっという間に技術を覚え、頼れる労力になっていた。


私たちは丘の上から街を見下ろしている。


本当に街の発展のスピードが凄い。何も無かったところに1週間後には家が建ってる。


私の住まいも新しくなった。
私は最後で良いと言ったんだが…カイジンとオークたちが許さず、リムルと私の家は最優先で建て直されたのだ。


そしてやっとあの悪魔と別の家になった。
この3ヶ月間、なかなかにやかましかったからな…
もちろんあいつは渋ったが、カイジンたちの協力のもと、ほぼ無理やり押し通した。


そして何より…この街に水道管が通った！いやぁまさかこの世界で水洗トイレに出会えるとは…！
上下水道完備！本当にカイジン、オーク様々である。


この街の玄関口に道路も作っている。リムルは前世ゼネコン関係者だったらしく、その知識が活きている。
これで同盟間の物流もかなり捗るだろう。


それに、リムルは風呂の作成も頼んでいるらしい。なんでも温泉を引いてくるとか！これはかなり楽しみだ。

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