第60話 ページ16
オークロードが倒されたことによって、飢餓者の効果も消失し、オークの進軍もこの時点で終了した。
泣いてると思われてみんなに心配されたのは言うまでもない。
まぁ実際泣いてたんだけどさ。
｢終わったな。｣
｢ああ。｣
リムルが私たち鬼人に向き直る。
｢オークロードを討ち滅ぼしたら、自由にしてもらっていいという約束だ。今までご苦労だった。｣
｢私は残るよ。さっきも言ったけど。｣
｢おお！ありがとう、助かる！｣
｢…リムル様、A様、お願いがございます。｣
｢なんだ？｣
｢もう敬語は要らないぞ？｣
｢いえ…何卒我らの忠誠をお受け取りください。我ら、これからもリムル様とA様にお仕え致します！｣
｢…いいのか？｣
｢みんなも？｣
｢異論はござらん。｣
｢貴方様方と会えて、自分たちは幸運であります！
それに、俺はもうA様の1番の配下ですので！｣
｢うふふっ、私はリムル様の秘書兼護衛ですよ？絶対に離れませんからね！｣
｢我らの命、果てるまで！｣
｢う、うん…｣
｢ふふっ、楽しくなるな！｣
｢A様の1番の配下は私です。｣
｢お前は名も貰ってないだろう。｣
｢変なとこで張り合うな。｣
魔王ゲルド討伐の翌日、それぞれの種族の代表が集まった。戦後処理の話し合いだ。
ちなみにリムルは議長、私は副議長として出席している。悪魔は街の様子を見に先に帰した。(かなり渋った。)
私がみんなの前、中心でリムルを抱えて座る。
私が議長？回避するに決まってる。頑張れ、リムル。
｢では、議長リムル＝テンペスト。始めてください。｣
トレイニーさんの言葉でリムルが助けを求めるように見てくるが…軽く微笑んだら諦めたようだ。
｢…えー…こういう会議は初めてで苦手なんだ。だから思ったことだけを言う。その後、みんなで検討して欲しい。｣
私たちの考えは会議の前に2人で話してまとめてある。
その考えをリムルが口にする。
｢最初に明言するが…俺とAはオークたちに罪を問うつもりは無い。｣
｢なっ！｣
オークたちの間にざわめきが広がる。
｢被害の大きいリザードマンからしたら不服だろうが…聞いてくれ。A、頼む。｣
｢ああ。
そもそもの原因は飢饉による飢餓なんだ。同じ立場であれば、ほかの種族でも同様の判断をしたかもしれない。それは私たちも然りだ。
…というのはまぁ、建前なんだがな。｣
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最高です！ - 最高最高最高最高最高 (9月27日 19時) (
レス) @page6 id: e900712ad7 (このIDを非表示/違反報告)
nana1021kpsg(プロフ) - とても面白くてお気に入り作品にさせていただきました！ただ、誰が何を喋っているか分かりづらいので、名前等を書いていただけるとありがたいです。 (2023年3月31日 1時) (レス) @page6 id: 06273e7c15 (このIDを非表示/違反報告)
花怜?ゃ?(プロフ) - もしかして犬夜叉…?? (2023年3月17日 10時) (レス) @page12 id: 364dcb601a (このIDを非表示/違反報告)
わらじ - アクトの鳴き声可愛いです。 (2023年1月20日 23時) (レス) @page48 id: 42cb93ed04 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - すみません。誰かアクトについて教えていただけないでしょうか (2022年8月13日 0時) (レス) @page1 id: 54ed83ce57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬこ | 作成日時：2021年9月12日 19時
