Prologue ページ1
・
April,2017
最近は、ドラマの撮影も始まって、帰ってくるのはてっぺんを回ってる。
本当は、ちゃんと起きて「おかえり」って言ってあげたいんだけど・・・
規則正しい生活を心掛けてるからか、待ってられなくて、いっつも夢の中。
だけどね、
ベッドの中で、1人で寝るのはやっぱり慣れなくて、
でも、眠くて、そしたら、隣に何かが入ってきた様な感覚。
「おかえり」って言わなきゃ。
そう思うけど、フワフワしてる中で、目が開かない。
そしたら、
「ただいま」
って声がする。
あ「おか・・・り」
あぁ、フワフワする。
夢なのかなぁ？
「ンフフ、寝てるの？」
優しい声。
フワリと包まれる感覚。
あったかい。
その温かい方へ寄っていくと、
ギュッと包み込まれる。
それが、心地よくて、そのまま、頬をスリスリ。
「くっつき姫」
って、、、もうお姫様って年齢じゃないのに。
すると、
フワリと唇に温かい感触。
気持ちいい。
あ「も・・・と」
「A？起きてんの？」
あ「・・・ん・・・」
ギュッと掴むと、また、
フワッと唇に温かくて柔らかい感触がした。
私を包み込んでくれる。毎日毎日。
私の居場所だって、言ってくれてるみたいで、安心する。
「おやすみ。」
そう聞こえたのは、夢だったのか、何だったのか・・・
・
息苦しさで目がさめるのはいつもの事。
〜ほんじーつは晴天なーり〜
聞き慣れたアラーム。
息苦しさの原因は、ギューっと長い腕が体に巻きついてるから。
人を抱き枕かなんかだと勘違いしてない？
うるさいアラームを止めようと手を伸ばすと、
その手を掴まれて、長い指が私の指に絡みつく。
あー、起きちゃった。
もう少し寝てていいのに・・・
薬指にはお揃いのリング。
私のリングを触りながら、
「もう少し寝よ。」
また、ギュッと腕の中に入れられた。
抜け出せない。
これじゃ起きれない。
でも・・・たまには良いかな？
無防備な寝顔を見ながら、
隣にいる事の大切さを
側にいる事が当たり前じゃない事を。
私達は知ってるから。
あ「大好き。」
声に出すと、
「ンフフ」
って笑い声がした。
寝るのか笑うのかどちらかにしてもらいたい。
それでも、この、穏やかで、優しい時間が
何よりも誰よりも大切だって知ってるから。
その腕の中で、安心して、目を閉じる。
貴方に満たされながら・・・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 579人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菜菜(プロフ) - あっちゃんさん» きゃー！文章の下手さと、付箋回収してないのと、矛盾してるのがバレる！（笑）色んな意味でお恥ずかしいですが、楽しんで下さいませ(^^) (2017年8月6日 10時) (
レス) id: a6c2e2ee1e (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - こんにちは。最初から読みたくてやって来ました。わすれてることもおおくて！じっくりと、腰をすえて読むぞー！ (2017年8月6日 8時) (レス) id: cd7b6e55f7 (このIDを非表示/違反報告)
菜菜(プロフ) - ひろさん» ひろさん、ありがとうございます(*^^*) キュンキュン出来ただなんて…もう感激です！ｳﾌﾌ…気付きました？期待度高いでしょ？ (2016年8月18日 18時) (レス) id: 71e258e047 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - 菜菜ちゃん♪作家デビューおめでとう*\(^o^)/*キュンキュンする朝の風景に癒されたよー♪そして！超嬉しい！ありがとう〜。(*^o^*)／ (2016年8月18日 16時) (レス) id: fe36beb909 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：菜菜
| 作成日時：2016年8月18日 11時
