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ーーーAーーー
如月「あー、いい表情だ。たまんねぇよ。」
反対の手で、ぐっと腰を引き寄せる。
タバコとお酒の嫌な匂いがした。
竜「やめろ！！」
如月は、首から手をぱっと離し、両手をあげた。
如月「お前がおとなしくするなら、手ぇださねぇよ。」
竜は2人の手下に挟まれ、如月はゆっくりとそっちへ近づいていく。
竜は後ろに手を組み、如月を睨んだ。
「好きなだけやれよ。」
如月は、「抑えてろ。」と言い放った瞬間、竜の腹に蹴りを入れた。
やめてっ！！
口が塞がれたまま、私は叫んだ。
殴り、蹴られていく竜。
必死で暴れるも、この場所から動けない。
如月「ひゃっはー。こりゃ最高だぜ。」
奇声を発しながら、如月はリンチを続けた。
竜は蹴られは立ち上がり、殴られては、如月達を睨んでいる。
もうやめて…
お願い…
数分続き、竜の足はだんだんと、おぼつかなくなっていた。
でも、竜の目は入ってきた時と同じくらい、
怒りと闘争心に光っている。
私は繋がれたロープをガンガンと引っ張り、手首を必死で動かした。
あと少し…
あと少しで右手が抜けそう。
気づかれないように私は手を動かした。
如月「その目が気にくわねぇな。」
一発竜を思いっきり殴り、如月は私の方へ寄ってくる。
あと少し…
いける…
よしっ
右手が完全に抜けれる状態になった。
如月「ちょっと遊んでやろうか。いい女だもんなぁ？」
そう言いながら、如月は私の口のテープをバリっと剥がす。
もう少しで左手も抜けれるのに。
私は手を止め、縛られているフリをしてタイミングを伺った。
『もうやめて。』
如月「いーや。まだだな。今からもっといい事してやるよ。」
ゾワッと背筋に氷が落とされる感覚。
頭をつかまれ、ぐいっと床へ押される。
私は如月の足元に膝をつく形となった。
竜が異変に気がついて、身を乗り出す。
如月「あー、たまんねぇわ。」
如月は反対の手で、かちゃかちゃとベルトを外し始めた。
『なに…すんよの』
如月「わかってんだろーが。歯、立てんなよ。」
竜「如月！てめぇっっ」
「「うわっ」」
竜は、抑えていた2人をものすごい速さで振り払い、
殴りかかった。
一瞬でKOし、こっちへ向かってくる。
如月はそれをみて、慌てて私を立たし、人質をとるように、後ろから首に腕を回した。
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愛菜(プロフ) - こんにちは、はじめまして。お話読ませて頂きました!!竜とは無事結ばれたと思っていいのでしょうか？やきもきしながら楽しく読ませて頂きました。ご苦労様でした!! (2021年8月19日 16時) (
レス) id: ec8eca325c (このIDを非表示/違反報告)
angel(プロフ) - 付き合った後の2人が見たいです(≧∇≦)続篇お願いします！ (2019年12月20日 16時) (レス) id: 452da7dd64 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 美空さん» 一応、これでシリーズは完結になります。その先の続きは短編で書きたいなぁとは思っています！最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*^^*) (2019年8月29日 17時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
美空(プロフ) - これで完結でしょうか？そうだとしたらお疲れ様でした！ストーリー展開にすごく引き込まれました！またプリロワで新作を作って欲しいです！本当にできたらで構いません。とても楽しませてもらいました！これからも頑張ってください！ (2019年8月29日 17時) (レス) id: c52258fc3c (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - ちーさん» わ！本当でしたね！気がつきませんでした(;o;)笑 ご指摘ありがとうございます！直しました(^^)完結に向けて頑張ります^_^ (2019年8月15日 1時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2019年7月25日 1時
