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―――竜―――
「だからっ、 まずいんじゃねーの？」
ハルってやつに知られたらな。
部屋に行き来してるってことは、
それしかねーだろ。
男女の関係…
『意味わかんない。やっぱ、頭打ってるね。』
は？
何言ってんだこいつ…
すると、Aのケータイが鳴った。
『、、あ。もしもし？ハルさん？』
ズキ…
あいつの名前が胸を刺す。
『え？あした？買い出しですか？』
ちっ。
ハンバーグとか抜かしてたな。
俺はAの貼ってくれた絆創膏をいじり、
下を向いた。
『…買い物は一人でいいですよ。仕事しててください。言われた通り、今回はクーラーも掃除しときます。16時から20時までのシフトなんで、余裕です。』
ん？シフト？？
『…助かります。今月ちょっと携帯代かさんじゃったので。では、明日、よろしくお願いします。』
…この、よそよそしい会話。
あ、、、
ふーん。
そーゆーことか
「お前、いいように使われてんな。」
『…は？』
俺は、目を細めてからかった。
『なっ！！！ ハルさんはそんな人じゃないしっ！、、そ、それに、私はただの家政婦だからっ』
Aは慌てて俺の方をむき、否定し始めた。
「あいつはそうは思ってねーだろ。」
わざわざ俺らの前であんな事。
ぜってー、あいつもAこと、、
え、
俺はハッとして膝に目線を落とした。
…待てよ
あいつ、、”も”？？
『あーもう！いーから。少し横になったら？』
ドキッ…
こ、こいつ、何抜かしてんだっ
やべーだろっ…！
「…っいや、いーよ。ズボンきったねーし。」
『うわ、ほんとだ…』
頭痛薬が効いてきたのか、頭のガンガンがなくなってきた。
そのかわり、心臓がドキドキ脈打つ。
「あんなー、お前、警戒心ってものはねーのかよ？」
『っえ？』
Aはすぐ隣で俺に体を向けて座っている。
手をあげれば、すぐに触れられる距離だ。
「女の一人暮らしで、これでも俺は男だろ？」
『なーに言ってんの。』
ばっかじゃない？とAが呆れた顔をした。
こいつ、俺の事なんとも思ってねーな。
なんだよ畜生。
…悔しい。
俺はぐっとAの左腕を引き、こっちを向かせた。
Aは俺に包まれ、
「わっ」と言って、ベッドの側面にもたれかかる。
俺は上から顔をゆっくりと近づけた。
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ななし(プロフ) - ゆなさん» 嬉しいです！ありがとうございます！最後まで読んでいただけたら嬉しいです！ (2019年12月1日 16時) (
レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 初めまして、とても素敵な小説ですね。読むのが楽しみです (2019年11月5日 19時) (レス) id: 3d72f20392 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 秋和☆°・.。さん» ありがとうございます！！頑張って完結させますね(*^^*) (2019年8月2日 1時) (レス) id: f172c4d98f (このIDを非表示/違反報告)
秋和☆°・.。(プロフ) - 続編の公開待ってます！ (2019年7月21日 2時) (レス) id: fd8f2345ac (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 雫さん» ご指摘ありがとうございます！直しますっ！ (2019年7月6日 19時) (レス) id: f172c4d98f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2019年6月27日 4時
