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―――光輝―――
ぬおーー！！
気になる！！！
気になる気になるっ！！
なんなんだ、この兄弟。
そして特に、弟の方。
自習の時間、気が気じゃなかった。
Aさんは京極兄弟と帰ってくると、いつも通り落ち着いていた。
でも、こいつが現れた時は明らかに様子がおかしかった。
気のせいであってほしい…。
その後、お昼になるまでの授業の間、
兄はぐーすか寝てて、弟はペンを揺らして外を見てるだけだった。
キーンコーンカーンコーン
「よっしゃ！飯！」
ガタンと椅子の音がし、尊人が立ち上がった。
弟もすっと立ち上がる。
「竜いくぞー。あ、お前も…」
尊人はAさんの方を見る。
すると、竜がすかさず尊人の肩をポンと掴んだ。
「あーそうだ、兄貴！昨日の奴らが…」
竜は尊人の背中を押すように、そのまま何か話しながら教室を出て行った。
Aさんはその姿を目で追っていた。
やっぱ、おかしい。
俺は意を決した。
「Aさん。」
『…何ですか？』
「今日さ、ご飯一緒に食べない？」
俺は立って、肩をドアの方に向けた。
心臓がバクバクする。
Aさんは、ハッとして固まっている。
そして、そのまま目だけ動かし、周囲を伺った。
ざわ…
なんだか周りから視線を感じる。
やべっ、、
やっちまった！
自分で言い出したのに、恥ずかしすぎて爆発しそうだ。
沈黙が流れる…。
すると、ガタンと机に足をぶつけながらAさんは立ち上がった。
『わ、私は一人がいいので。』
Aさんは、失礼します。と小さく答えて、小走りで教室を出て行った。
てか、ほぼ逃げられたに近い。
Aさん…！
なんでだぁーー！！
ガックシしたまま、俺は海司と陸に抱えられ、
屋上へ上がる。
自分の弁当が勝手に広げられていた。
海司「ドンマイ光輝。」
陸「…まぁ、あれだな。次！…次がある！」
「うわぁーーー！」
俺はさっきの醜態をかき消すかのように、弁当をかっこんだ。
ずっとAさんを見てきたのに。
王子選手権の実行委員になったら、他の奴らにAさんの魅力がバレてしまう。
そんなの嫌だっ！
絶対に、一番先に俺が仲良くなる！
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ななし(プロフ) - ゆなさん» 嬉しいです！ありがとうございます！最後まで読んでいただけたら嬉しいです！ (2019年12月1日 16時) (
レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 初めまして、とても素敵な小説ですね。読むのが楽しみです (2019年11月5日 19時) (レス) id: 3d72f20392 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 秋和☆°・.。さん» ありがとうございます！！頑張って完結させますね(*^^*) (2019年8月2日 1時) (レス) id: f172c4d98f (このIDを非表示/違反報告)
秋和☆°・.。(プロフ) - 続編の公開待ってます！ (2019年7月21日 2時) (レス) id: fd8f2345ac (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 雫さん» ご指摘ありがとうございます！直しますっ！ (2019年7月6日 19時) (レス) id: f172c4d98f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななし
| 作成日時：2019年6月27日 4時
