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ーーーAーーー






「ふぉおおおおーーー!!!!」



中岡がジャム男と砂浜へ走り出す。



私は少し大きめな楓士雄のTシャツを着て、その裾を握っていた。




これ、絶対脱げない。




だって、ナオミさんからもらった水着、



ビキニなんだもん。





男どもははしゃぎながら海へと入っていく。




私はシートを引いて、荷物の横に座った。




遠くからみんなを見ていると、知らない人にどんどん声をかけられる。




「おねーさん!一人でなにしてんのー?」


「あ、わかった。俺待ってたんでしょ?」



『あ゛?』






ビーチでは日に焼けたチャラ男に絡まれる。


こっちが乗り気じゃないとわかると、
男達がすぐに引いていくのは、不良と違ってありがたいけど。


でも、うざい…


そして暑い…






「Aもこいよ!」



楓士雄が濡れた髪をかきあげ、こっちに向かってきた。



そして、ほらよ。と手を差し伸べる。




『え…』




「せっかくきたんだから、ちょっとは遊べよ。」



そして、遠くから手を振りながら、中越と中岡もやってきた。



中越「そーっすよ!黙って座ってても怖いだけっすよ。」


中岡「水鉄砲たのしいっすよ!」



そう言って、中岡が私に向かって水鉄砲を吹きかけてきた。




『わっ!!』



ピシャッと顔にかかり、みんなが笑う。






司「…ナイスヒット笑」


楓士雄「あっはは。」



私はゆっくり立ち上がり、顎を上げた。





『…おい中岡。』




中岡「や、やべぇ…」



ま、いっか。


もうここまで来たんだし…



遊ぼう。




私はそのまま中岡に突進し、首をロックして水の中に放り込んだ。





ジャム男「すげぇ!!飛んだ!!」


中岡が海の中から咳き込みながら顔を出す。



『バーカ。』



「お?みんな、Aもぶん投げるぞ!」



中越「うす!」


司「ふん。」



ジャム男「え?え?」




3人に囲まれ、私は膝くらいまで海に後ずさる。



『ちょ、…うそでしょ?』



「おらっ!」




そのまま楓士雄が突進してきて、私を肩に担いだ。



『ぎゃあ!』



司「やれやれ!!」



司と中越が楓士雄の腰を抑え、軸を立てる。



『まじで!バカっ!うそっ!!』



そして、そのまま私はブリッヂするように背中から海れダイブした。



「へへ。」




『ぷはっ… あんたら…』



私が水から上がると、みんなの目が少し大きくなる。



司「お。」



中岡•中越「おー。」

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ななし(プロフ) - ありがとうございます。構想を練りながらなので、更新遅いですが、51話から公開しました。 (2020年2月20日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーねんず(プロフ) - 凄くおもしろいです!!続きが気になります、、パスワード教えてほしいです! (2020年2月20日 0時) (レス) id: 695e2d496c (このIDを非表示/違反報告)
ネコ.K - 続き気になります!((o(´∀`)o))ワクワク パスワード教えてください!! (2020年2月18日 7時) (レス) id: bf25cdc74b (このIDを非表示/違反報告)
ひろちゃん(プロフ) - このお話大好きです!続きが読みたいのでパスワード教えてください☆ (2020年2月16日 15時) (レス) id: ed54dab455 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 皆さま、コメントありがとうございます(ToT)こんなに更新が遅いのに、作品を読んでくださってとても嬉しいです。なんとか、完結を迎えるよう頑張ります! (2020年2月15日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななし | 作成日時:2020年1月9日 0時

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