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ーーー村山ーーー




ナオミ「あんたらが山王連合ねぇ。」



ここに顔出してから、1ヶ月くらいになる。



関「まじうまいっす!毎日きます!」


関がもしゃもしゃとオムライスをがっつきながら、声をあげた。



古谷「まぁ、でも仮入会だけどな。」



「おうよ。」





俺らはバイクを買い、コブラちゃんのとこで少しお世話になることになった。



つっても、チームを作る上での勉強だが。




ナオミ「ふーん。じゃあ、結局向こうに帰るんだ。」




ダン「せや。今は勉強してんねんな?」



「まぁ、そんなとこー。」



端の席にいたコブラちゃんがふっと微かに笑う。



ITOKANで集まるメンバー。


ピンクの特攻服に睨まれつつ、俺らは飯を食べていた。




芝「どのツラ下げて来てんだよ…」



ナオミ「おい。あんた達も歓迎しな。」




押上「別に最初からなんとも思ってねーよ!せーぜー、バイクで事故らねぇことだな!!」




けっと捨て台詞を吐き、店から出る特攻服達。




ナオミ「あんたも罪な男だねぇ?」



ダン「やな。んで、誰やねん、あんたの好きなやつは。」



ダンちゃんが身を乗り出してくるから、俺は首を傾げて、口についたケチャップを舐めた。





「さーねぇ。あ、おかわり。つけで。」



ナオミ「バカ。つけは百年早い。」




「へーい。」



関はニタニタとダンちゃんに近づいていき、

食い終わった古谷が呆れ顔をした。




関「そりゃーもう、超絶可愛い女神ちゃんで。ねぇ?」



テッツ「お?まじ?誰?」




あーあ。やれやれ。



俺はこんな話するためにここに来たんじゃねぇーっての。


それに、俺はやらなきゃいけないことがある。



3月までに。





卒業して、Aちゃんと連絡してたけど、


その度むちゃくちゃ会いたくなって、


自分の中で一旦蓋をしていた。



Aちゃんは、鬼邪高で最後まで仲間達と一緒に過ごして欲しい。

今の全日は、かなりいいもんな。





恋愛なんて、後からでもできる。


それに、俺は俺で、鬼邪高卒業生としての道を作るって決めたし。


山王連合みたいに、鬼邪地区をまとめる。





たとえ、Aちゃんの気持ちが離れたとしても。





それならそれで仕方ねぇ…



そう思えるのは、



俺が大人になっちまった、ってことか。




関「村山さん超カッコいいんすよ?その子を置いて
…」



「せーき。」



俺は少し大きい声を出して、関を黙らせた。

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ななし(プロフ) - ありがとうございます。構想を練りながらなので、更新遅いですが、51話から公開しました。 (2020年2月20日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーねんず(プロフ) - 凄くおもしろいです!!続きが気になります、、パスワード教えてほしいです! (2020年2月20日 0時) (レス) id: 695e2d496c (このIDを非表示/違反報告)
ネコ.K - 続き気になります!((o(´∀`)o))ワクワク パスワード教えてください!! (2020年2月18日 7時) (レス) id: bf25cdc74b (このIDを非表示/違反報告)
ひろちゃん(プロフ) - このお話大好きです!続きが読みたいのでパスワード教えてください☆ (2020年2月16日 15時) (レス) id: ed54dab455 (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - 皆さま、コメントありがとうございます(ToT)こんなに更新が遅いのに、作品を読んでくださってとても嬉しいです。なんとか、完結を迎えるよう頑張ります! (2020年2月15日 2時) (レス) id: 6a3e7ad6c9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななし | 作成日時:2020年1月9日 0時

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