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いつのまにか私も寝てしまっていたみたいだ。
体を起こしたら首がパキポキ鳴った。誠也くんがいない。トイレかな。
水を飲もうとキッチンに行くと、いかにもお土産らしいパッケージの焼き菓子が置いてあった。お母さん帰って来てたんや。誠也くん、しゃべったんかな。まぁ私より演技力あるから大丈夫か。
せっかくだし、と紅茶を淹れて待つことにした。
「……遅い」
さっきから誠也くんが全然戻って来ない。
マグカップの紅茶もぬるくなってしまった。トイレそんな時間かかるかなぁ。
………トイレ！？
さっき誠也くんから男子の"やり方"を指南してもらった時の地獄絵図が、一瞬にして頭の中に蘇った。
・・・
「誠也くん」
「ん？」
「トイレ行きたいんやけど…あの、目つぶっとくから適当に介護してもらえんでしょうか…」
だってトイレってことはいろいろ……ね？
誠也くんだって嫌だろう、そう思ったのに。
「すぐ戻れるとも限らんし、毎回手伝うのは無理やん。自分でできるようになっといて」
順応性が高すぎる！
私だってそれは思ったよ。思ったけどさぁ……嘆いた所で尿意には勝てない。狭いトイレに男女が二人。どういう状況やねん。
「ほんまに？ほんまにいいん？」
「ええから持て！」
「持てとか言われても」
「持たんと大惨事なるから」
「んんん分かるけど…」
「我慢しろ！」
「うぅぅぅぅ」
・・・
思い出しただけで恥ずかしい。
そりゃあ私と誠也くんじゃ人生の経験値が違うけど、これで誠也くんが平然と用を足してたら、なんか悔しい。
そんなことを考えているうちにトイレの前まで来てしまった。
気合いを入れ直しノックしようとしたら、先にドアが開いた。
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三十谷みそ(プロフ) - いとしなもんさん» いとしなもんさん。コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです😂亀更新ですが、最後までお付き合いただければ！ (2023年4月17日 14時) (
レス) id: 0083c24134 (このIDを非表示/違反報告)
いとしなもん(プロフ) - コメント失礼致します。末澤さんとの入れ替わりがとてもワクワクして面白く続きが早く気になりました🥰末澤さんとの掛け合いも面白すぎてこれからもとても楽しみです。引き続き応援しております💐 (2023年4月14日 4時) (レス) id: a0d3106a6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三十谷みそ | 作成日時：2023年3月26日 18時
