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2nd Wednesday ページ13

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休みの日は次の土曜日のBBQのために
着ていく服とか考えてたらすぐに終わってしまって

また一週間が始まっていた




結局、先週は毎日山田に会って
金曜日に言われた「またね」が
いつになるのかと楽しみに出社している

だけど月曜も火曜も会う事はなく
まず外回りの多い営業が会社にいるのかもわからない


たった2日会えないだけなのに
この2日がいつもより長く感じられて
水曜日、不備がある書類を手に営業課に向かった




「有岡さん。お疲れ様です」


有「お疲れー。え、俺また何か間違ってた?」


「人の顔見るなり訂正だと思うのやめてください
まぁ訂正なんですけど」


有「まじかよ!どこ?ってかどれ?」



有岡さんも山田と同じタイプ
早いんだけど所々抜けてるんだよなぁ
隣の席だとそういうところ似てくるの?

有岡さんへ書類を渡し終わり
横の席を見ても山田はいない


そんなうまく会えるはずないか…


エレベーターホール一歩手前、
自販機室にちぃの姿が見えた



「お疲れ様」


知「お疲れ。こっちきてたの
今涼介いないでしょ」


「うん。会えなかった」



気持ちがバレてるってだけで
こんなに話しやすくなるものなのか
ちぃちゃんとの距離が一気に近くなった気がする


知「お、素直だね」



素直ついでに聞いてしまおうか
そんな軽い気持ちだった

ほんの少し近づいて小さな声で話す



「ちぃちゃん、男の人って
体の関係持ってから好きになる事ある?」



知「…誰の話?」



「友達の…」


誤魔化そうとしたけれど
ちぃちゃんの勘の良さに敵うわけもなくて
真っ直ぐな眼差しに負けた



「私の話です」


知「何もなかったって言ったの誰?」



「…私です」



知「どうしてする前に気持ち確認しないの」



「ゾンビみたいに酔ってて覚えてないんだよね」


ついてもいないはずの
ため息が見えるほど
ちぃちゃんが呆れた顔をする



知「涼介何て?」


「"お前が悪いんだからな"って
私何かしでかしちゃったっぽい」



知「それで、そこから付き合うとかにならなかったわけ?」



「びっくりしすぎて、なかったことにしようって
提案しちゃって…」



知「バカなんじゃないの」



「おっしゃる通りです」



今度は本当に大きなため息が
ちぃちゃんの口から漏れた



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裕莉(プロフ) - 相川あゆさん» コメントありがとうございます!亀更新で申し訳ないですが、ラストはある程度早めに書き起こせると思うので最後までお付き合いいただけると嬉しいです。 (2021年8月28日 22時) (レス) id: 8affa1dc54 (このIDを非表示/違反報告)
相川あゆ - 楽しみにしています (2021年8月28日 16時) (レス) id: ea882a5465 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:裕莉 | 作成日時:2021年8月14日 0時

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