お前達は、何様だ

22話 ページ23

A視点



ガタッ



ガタガタ




ガチャ





箱が開いた。




？？？「・・・」





口に竹を咥えてる女が出てきた。




竈門「俺の、妹の禰豆子です」




そうか、こいつが鬼の・・・。




禰豆子「・・・」




トテトテ



禰豆子が、こっちに来た。





禰豆子「むう！むうむう！！」ギュー





竈門「ね、禰豆子！？



初対面の人に抱きつくのは、止めなさい！」




炭治郎は、焦っている。




貴『構わない』




竈門「え？」




貴『大変だったな、お前も・・・。





よく兄弟を守ったな』なでなで





禰豆子「むう・・・(泣)」




貴『泣きたい時は泣け、誰もお前を責めたりしない。




誰にだって泣きたい時はある。



それは、鬼も人も同じだ。





だから、安心していい。






禰豆子』






コイツは、この小さな身体の中に沢山の思いが溢れている。




あの、炭治郎も同じだ。




禰豆子「むうむう！！」





貴『もういいのか？』




禰豆子「むう！」





貴『そうだ。





お前達にも紹介する』





禰豆子「むう？」





竈門「あ、さっきの・・・」





貴『こっちにおいで』




そう言って、2人を呼んだ。






累、魘夢「「・・・」」ギュッ




俺の服の裾を持って後ろに隠れた。






貴『2人とも』




はぁ・・・。


貴『紹介する。



こっちの、白と黒の髪が混じっているのが累だ。



最初は全部が白かったんだが、段々と黒の髪にもなってきてな。




で、こっちの洋服の子が魘夢だ。




魘夢も今では人のご飯を食べれるくらいにはなってな』




累「よろしく・・・」




魘夢「よろしく・・・」




警戒してるな・・・。




禰豆子「むう！！」



累「ちょ！何！？」



禰豆子が、累の前に来た。




禰豆子「むう、むう！！」




何かに、興味を示しているみたいだな。




累「はぁ？このぬいぐるみ？」



ぬいぐるみに興味があったのか。


女の子だな。






禰豆子「むうむう！！」コクコク




欲しいのか？





累「A様から頂いたものだからあげないよ！




でも、この良さがわかるなんてね」




累の自己主張は激しいからな。






禰豆子「むうむう！！」




諦めてないのか？





累「欲しいの？」





禰豆子「むう！」コクコク





累「んー。




ちょっと待って・・・」




累が自分の籠からなにかを取り出そうとしてる。




累、成長したな。





後で、新しいのを買ってやろう。

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