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「三木ヱ門は玉子焼きが好きなんだっけ?」
三木ヱ門『はい。卵料理の中では玉子焼きが一番です』
「それじゃ、朝ご飯は玉子焼きとお味噌汁と〜…時間もあるしかやくご飯も作っちゃおうか!三木ヱ門好きだったよね?」
かやくご飯と言うと三木ヱ門は目をキラキラとさせて私を見ていた。
返事を聞かずともその目の輝きで分かる。そんなに好きなんだな〜なんか可愛い。
「ふふっ、じゃあ三木ヱ門はお味噌汁をお願いしても良い?私はかやくご飯と玉子焼き作っちゃうから」
三木ヱ門『はいっ!分かりました』
手分けして朝食を作り始める。
全てを作り終える頃には学園内がザワザワと騒がしくなっきていた。
作り立てのかやくご飯の野菜や出汁の香りがふんわりと鼻をくすぐる。茶碗にご飯をよそい、玉子焼きを平皿に盛り付ける。三木ヱ門が作ったお味噌汁もとても美味しそうな香りがしていた。
「こっちの準備は出来たよ〜三木ヱ門は?」
三木ヱ門『私も出来ました』
「それじゃ、食べよっか。頂きま〜す」
三木ヱ門『頂きます』
椅子に座って合掌をし、箸を取る。
三木ヱ門の作った味噌汁の入ったお椀を手に持ちゆっくりと口に流し込んだ。
いりこ出汁と野菜の出汁が溶け込んだ温かい味噌汁の味はホッとする。
三木ヱ門『…お口に合いましたか?』
目の前に座っている三木ヱ門が私のことを不安そうに見ている。自分の作った物を他人が食べるんだもん、感想が気になるよね。
そんな彼に私は笑って答えた。
「もちろんっ!とっても美味しいよ」
三木ヱ門『はぁ…良かった。Aさんに不味いものを食べさせる訳にはいきませんから』
私の返事に心底安心したようにホッと胸を撫で下ろす三木ヱ門。
不味かろうがなんだろうが、作ってもらったことに変わりはないから嬉しいんだけどね。
「自分が食べる分だけだったら別に味とか見た目も気にしないけど、誰かが食べるものなら話は別だもんね」
三木ヱ門『そうですね(それがAさんなら尚更。こうしているとまるで夫婦みたいだな)』
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のんさん(プロフ) - りっかさん» りょーかい!探して見る👀👀 (2023年1月17日 16時) (レス) id: fe8741111e (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - のんさんさん» アイコンは忍たまの30期の画像にしてる(した)〜名前はりっか、ricca7759どっちかで検索したら出てくるかな🤔 (2023年1月17日 11時) (レス) id: 478fa1c1b9 (このIDを非表示/違反報告)
のんさん(プロフ) - りっかさん» うそーーん!鍵ちゃうよーー!共通の人見つけれんかなぁwりっかちはアイコンと名前なにー?? (2023年1月16日 20時) (レス) id: fe8741111e (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - のんさんさん» のんちゃん見つからない!www鍵垢? (2023年1月16日 18時) (レス) id: 478fa1c1b9 (このIDを非表示/違反報告)
のんさん(プロフ) - りっかさん» わーいぃぃ!www 私の垢教えようか...!のんたんって検索して、シナモンのアイコン!プロフ見たら5/10 って書いてる!守一郎がいたら完璧にそれだ!ww (2023年1月16日 16時) (レス) @page48 id: fe8741111e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りっか | 作成日時:2022年11月5日 11時