【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その15(夏編)

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みんなの驚きぶりに思わず問いかけてしまう。

兵助『これまでにも何度かお願い事はされてきたけど、こうも直ぐに素直にお願いされた事は無いから...』

雷蔵『うん。いつも悩んで悩んで最後に申し訳なさそうにお願いする事が多いよ』

雷蔵くんに悩んで悩んでって言われるくらいだから相当なんだろうな。自覚なかったけど、確かにいろいろ考えていたような気がする...。
ま、これもいつまでもつか分かんないけど、文次郎くんの言葉を思い出して考え直していこう。

三木ヱ門『そこを退け！私が先に来たんだ！それに病み上がりにお前の濃い顔なんか見たら胸焼けするだろうが！！』

滝夜叉丸『何だと？！お前こそそのユリコをどうにかしたらどうなんだ！間違って砲弾を打ってみろ！Aさんを心臓発作で殺す気か！！！！』

三木ヱ門『ユリコがそんなことをする訳ないだろう！お前本当に阿呆だな！！』

滝夜叉丸『ユリコのことではない、お前のことを言ってるんだ！！阿呆はお前だろ！！』

突然廊下から大声で言い争いをしている声が聞こえ始めた。
声と内容で分かる、三木ヱ門と滝夜叉丸だな。

喜八郎『...はぁ、本当に五月蝿い。あ〜っと！足がもつれて転びそうだぁ〜』

滝夜叉丸『は？何言っ...うぉ？！』

三木ヱ門『馬鹿、押すな...うわぁ？！』

滝夜叉丸・三木ヱ門『うわぁぁぁあぁあ〜！！？？！？』

叫び声と同時に聞こえてきたのは重い何かが地面に落ちる音。
そしておそらく落とし穴に落ちたのだろう、叫び声が少しずつ遠ざかっていく。
落ちたというよりたぶん落とされたんじゃないかなぁ...。

喜八郎『おやまぁ、こんなところに落とし穴が...2人とも災難だねぇ。大丈夫か〜い？』

滝夜叉丸・三木ヱ門『お前分かってて落としただろう！！！！』

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