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「う〜…八左ヱ門ごめんね…」
何とか逃げ切ったAは森の中をあてもなく走っていた。あのまま捕まってしまえば楽だったのかもしれないが、負けず嫌いな性格が出てきてしまい思わず逃げてしまった。
その頃、急所をやられた八左ヱ門はヘムヘムに慰められていた。
八左ヱ門『ヘムヘム…俺もうダメかも…』
ヘムヘム『へムゥ〜!ヘムッ、ヘェム!』
八左ヱ門『好きな子に急所蹴られた気持ちなんて分かる訳ないだろ…』
ヘムヘム『ヘ、ヘムッ…へムゥ〜…』
とってもとっても凹んでいました。立ち直るのには暫く時間がかかる模様。
他の上級生はと言うと、Aを追って森の中を走り回っていた。
兵助『Aさんの足だとそう遠くには行っていない筈だけど…』
勘右衛門『なかなか見つからないな』
仙蔵『Aの足からしてここら辺が限界だろう』
文次郎『じゃ、ここら辺捜してみるか』
彼女の運動音痴、加えて前半に飛ばし過ぎたことも考えてあまり遠くまで行っていないと踏んだ彼らは付近を捜すことにした。
茂みの中、落とし穴がないか…彼女が隠れそうなところは一通り捜したがなかなか見つからない。
長次『…残るは木の上だが…』
雷蔵『Aさんに木登りが出来るだろうか…』
残るはあと木の上だが、彼女に木登りなんか出来るだろうかと悩む彼ら。『出来るんだよなぁ…遅いけど』と思っているのは乱太郎ときり丸の2人。木の上に居るであろうAから何とかして上級生を遠ざけたい2人は慌てて口を開く。
乱太郎『そ、そうですよ〜Aお姉ちゃんが木登りなんて出来るわけないですよ。ね?きりちゃん』
きり丸『お、おう。それに登ったところで降りれなくなるのがオチっスよ。だから先に行ったんじゃないんですかね』
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りっか(プロフ) - 雅さん» 急にお兄ちゃんって呼ばれたらそりゃ赤面しますよねwwwでもあの二人の関係は先輩後輩であり兄弟でもありです!熱血ですもんね!2人して! (2022年11月5日 11時) (レス) id: a1a5c64e20 (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - 雅さん» 遅くなってすみません!!分かります(笑)何とも言えない気持ちがお腹の辺りをうずうずさせられました(笑)でも留三郎はやっぱ三男だったんだな〜って思いましたね。個人的にはあの面倒見の良さから下にも居るのかな?なんて思っていましたがどうなんだろう🤔 (2022年11月5日 11時) (レス) id: a1a5c64e20 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - 浜守一郎さんの恥ずかしい表情と食満先輩がびっくりするぐらいの真っ赤な(?)表情、「可愛かったな…😳」っと思って(笑)※『籠城の記憶の段』のお話より。 (2022年10月22日 19時) (レス) id: 6b30a233dd (このIDを非表示/違反報告)
雅 - りっかさん» りっかさん…確かにヤバかったです…🥶私、恥ずかしいくて死にそうで涙が出てしまいそうですぅ…正直に『お兄ちゃん』って呼ぶのはやめて欲しいです…はい…😭🌀 (2022年10月22日 18時) (レス) id: 6b30a233dd (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - 忍たま好きさん» 忍たま好き様ありがとうございます(´;ω;`)そう仰って頂けてとても嬉しいです…一日に1行程度しか書けない状況ですが今後ともよろしくお願いします! (2022年10月16日 20時) (レス) id: a1a5c64e20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りっか | 作成日時:2022年8月21日 8時