【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！その13(夏編)

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一方、その頃の５、6年生は各々が準備運動をしたり、激励の言葉をもらったりしていました。

小平太『もう一度勝負が出来るとは楽しみだな！』

長次『…もそ』

仙蔵『前回は決着がつかずに終わってしまったからな』

片腕を回しながら早く動きたくてうずうずしている小平太。それに同調する長次と仙蔵。

文次郎『今度こそギンギンに捕まえてやる！』

留三郎『一人も捕まえられなかったくせに』

文次郎『それはお前もだろ！』

伊作『だから勝負の前に喧嘩はしないでくれよ〜』

相変わらずの犬猿の仲の2人の仲裁をする伊作は困った表情を浮かべていた。

木下『お前たちのいつもの成果を見せる良い機会だ！自信を持っていけ！』

5年生『はい！』

ヘムヘム『ヘムゥ！』

5年生よりも木下先生の方がやる気満々なのはさておき。

勘右衛門『日頃の恨みを晴らす！』

兵助『違うよ、勘右衛門』

勘右衛門が拳を握り締める。自暴自棄になっているのか、そんな事を聞かれでもしたらまたもや一悶着ありそうな予感。

八左ヱ門『とにかくみんな頑張ろー！』

八左ヱ門もまた自暴自棄になっている模様。ここまで来たら頑張るしかないのはそうなのだがもう少し言葉が無かったのだろうか。

雷蔵『何処を探そう…あそこがいいか、それともこっちがいいか〜』

三郎『迷わなくてもいいよ、雷蔵。こっちにはヘムヘムが居るんだから』

ヘムヘム『ヘムゥ！』

ヘムヘムの鼻を使えば一発！だろうが、そう簡単にいくだろうか。
やる気になっている彼らとは裏腹に、土井先生と山田先生は気難しそうな非常に憂鬱な顔をしていた。

山田『こんなに大事になるとはな…』

土井『また授業が遅れてしまう…うっ？！胃が…いたたたたた…そ、それにAくんに万が一のことがあったらと思うと…』

山田『その為の私たち審判だろう。何かありそうな時は助けに入ればいい』

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