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どれくらい眠っていたのだろう。
ふ、と目を覚ますと辺りは薄暗く、視界にはこれまでに何度か見た天井があった。
伊作『…Aさん！良かった、目が覚めたんだね』
ぼんやりとする意識の中、聞き慣れた優しい声が耳に届く。声のする方へゆっくりと顔を動かすとそこには心配そうな表情をして私を見つめる伊作くんの姿があった。
「あ…わ、たし…っ、い？！」
体を起こそうとすると頭に激痛が走り、顔を歪める。
ズキズキと痛む頭と頬に何があったのか徐々に思い出してきた。
伊作『あ、ダメだよ！まだ安静にしていなくちゃ』
伊作くんが起き上がろうとする私を慌てて止めに来る。再び布団に体を落とした私は疑問に思っていることを全て彼にぶつけた。
「い、伊作くん…出茂くんは？し、侵入者は…」
伊作『大丈夫だよ』
伊作くんは私を安心させようと優しく笑いかけてくれる。
彼の話によると、あの後、私の声を聞いた先生方及び生徒たちが事務室に行くと既に出茂くんが侵入者を撃退していたらしい。
そして私をここまで運んでくれたのも出茂くんとのこと。
伊作『侵入者ははんごろ…じゃなくて、死なない程度に痛めつけたから安心して』
あの優しい伊作くんからとんでもない言葉が出てきたのは敢えてスルーしよう。
撃退された侵入者は追い打ちをかけるように6年生からボコボコにされたと言う。
そうか、出茂くんが…あれ、そう言えば医務室にいるはずの小松田さんがいない気がする。
「小松田さんは…？」
伊作『小松田さんなら、熱が下がったから今は出茂鹿之介さんと事務作業をしているよ』
「出茂くんまだいるの？」
鹿之介『まだ居たら悪いか』
失礼だけどとっくに帰っているものだと思っていた出茂くんがまだ学園内に居ると聞いて驚いているのも束の間、医務室の扉を開けて入ってきたのは不機嫌そうに眉を顰めている彼だった。
鹿之介『その様子だと心配するだけ無駄のようだな』
「…心配、してくれてたの？」
鹿之介『他の奴らがお前の事を心配だ心配だと言うからそれが移っただけだ、勘違いするな』
フイっとそっぽを向く出茂くん。
彼の口から心配という言葉が出てきただけでもちょっと嬉しいと思ってしまう私がいた。
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りっか(プロフ) - 七海さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(´˘`＊)とてつもない褒め言葉でございます！！ぼちぼち皆様に楽しんで頂けるように頑張りますのでどうぞこれからもよろしくお願い致します！ (2022年6月21日 20時) (
レス) id: a1a5c64e20 (このIDを非表示/違反報告)
七海 - 滅茶苦茶楽しませてもらってます！無理のない程度に頑張ってくださいね^^ 応援してます!! (2022年6月19日 17時) (レス) @page43 id: bcf0e58e89 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - りっかさん» ありがとございます！！ 私も鼻血がwww (2022年6月14日 22時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - あいさん» 2人揃って良いですよね〜私の最推しが2人いるって鼻血出そうでした(汚い)なんか最近キャラの口調とかいろいろわかんなくなってきてアニメ見て落ち着かせてます心をwwwあい様も頑張ってください！ (2022年6月14日 19時) (レス) id: a1a5c64e20 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - りっかさん» 留三郎と似てるけど髪の色と声が違いますけどそこも良いwww 兄弟みたいwww ありがとございます、、 作者様もスランプ抜け出せると良いですね！！ これからも頑張ってください (2022年6月10日 20時) (レス) id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りっか | 作成日時：2022年5月5日 15時
