【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！

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あれから私は適当に話を作って(盗賊に襲われたとでも言っておこう)、あの場所に倒れていた事にした。いやだって説明面倒臭いじゃん！信じてもらえるかすら分かんないのに…。

乱太郎『それにしても、不運でしたね。何か盗られたり、何かされたりしませんでしたか？』

「うん、それは大丈夫だったみたい。心配してくれてありがとう」

先程自己紹介してくれた乱太郎くんは、私の荷物に付いた泥を叩きながら声をかけてくれる。

…それにしても、これからどうしたものか。この世界に来てしまった以上、暫くはこの世界で生活をすることになるだろう。しかし、住む場所がないのは困ったなぁ。そもそも元の世界に戻れるかすらも分からんわい。

考えることがありすぎて、小さくうーんうーんと唸っていると、善法寺さんが私をじっと見つめてくる。…イケメンに見つめられると照れるな。

「えーっと…何か？」

伊作『あ、いや！とても不思議な格好をしているな、と思って。ごめんね、ジロジロと見ちゃって』

「あー…私が住んでいた所ではこの格好が普通ですよ。と言っても、これは制服ですけどね。私も学校…学び舎に通っているから」

伊作『そうだったんだ。音無さんはどこの出身なんだい？』

「え？…えーと、まぁ、ここからだととても遠い…かな？へへっ」

なんて答えるのが正解なんだよ！誰か教えてくれ！

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