【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！

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食堂で夕食を済ませ、今は部屋に一人でいる。
荷物の整理が中途半端だったので、終わらせてしまおうと黙々と作業をしていたのだが、不意に先程の仙蔵くんの行動を思い出すと、ボンッ！という効果音がつくくらいの勢いで顔が真っ赤になる。

「なにあれなにあれ…！」

異性と必要以上に接したことが無い私にとっては刺激が強すぎた。
男の子ってみんなあんななの？！
しかも私が貰うのは申し訳ないと思うからって、私の時間が欲しいとかどゆこと？！なんであんな台詞がサラッと出てくるわけ？！15歳末恐ろしい…！！

1人で悶々としていると、扉を叩く音が聞こえた。

伊作『Aさん、伊作だけど入ってもいいかな？』

「あ、うん、大丈夫だよ」

扉が開いて伊作くんが現れる。
しかし伊作くんは私を見るや否や、そっと手を伸ばし私のおでこに触れた。
何が何だかでキョトンとしていると、心配そうに私を見つめる伊作くん。

伊作『顔が赤いようだけど、大丈夫かい？…熱はなさそうだね。どこか具合が悪い所とかない？』

「え…？あ…だ、大丈夫大丈夫！何ともないよ！ほら元気！ねっ？！」

どうやら伊作くんは私が顔を赤くしているのを体調が悪いと勘違いしたようだ。深く追求されるとこっちの身が持たないので、両手を掲げ大袈裟に元気ということをアピールした。

伊作『そうかい…？それならいいんだけど…』

「そ、それより、何か用があって来たんじゃないの？」

何だか腑に落ちないって顔をしている伊作くん。悪いけどここは話を逸らそう。

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