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伝七『A先輩、大丈夫ですか…?』
「え?!う、うん!大丈夫、大丈夫。こういうのとは無縁で生きてきたからビックリしただけ。それにしても伝七くんって凄いんだね〜!1年生なのに知識が豊富!」
伝七『いえ…それ程でもないです』
褒められて嬉しかったのか、少し照れたように謙遜する伝七くん。思わずそっと手を伸ばし頭を撫でてしまう。
「また分からないことがあったら教えてね」
伝七『はい!もちろんです!僕、もっともっと勉強頑張ります!』
むん!とポーズをとる伝七くんが可愛すぎてトスンッと心臓に何か刺さった音がした。
兵太夫『伝七ばっかりずるい〜!A先輩、今度僕のカラクリ部屋にご招待します!きっと楽しいです!』
喜八郎『兵太夫のカラクリ部屋なんかより、僕と一緒に穴掘りしましょうよ〜。踏鋤の踏子ちゃん貸してあげますよ〜』
藤内『A先輩、僕と一緒になでなでされる予習してください!出来ればその後の復習も!』
「え?え?なに?なんて?カラクリ?穴掘り?予習?」
一度に話しかけられて思考が追いつかず目がグルグル回る。
仙蔵『お前たち…いい加減にしないか』
すると、私の隣に座る仙蔵くんから何やらドス黒いオーラが放たれている。
それを見た4人はサァッと血の気が無くなり、冷や汗をかいている。そして無言のままスっと元の位置に戻り正座をする。
仙蔵『…さて、作業を進めよう。講習で使用するから皆丁寧に磨くんだぞ』
『『『『は、はーい…』』』』
「わ、私も頑張ろ〜…」
仙蔵くんの顔を見るのは怖いのでやめておいた。
それから私たちは黙々と生首フィギュアを磨いたのであった。
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りっか(プロフ) - 住人さん» ようそこ沼へ!!!!大歓迎です♡嬉しいお言葉ありがとうございます!!!!ぼちぼちになりますが頑張りますのでよろしくお願い致します!!!! (2023年2月18日 9時) (レス) id: 478fa1c1b9 (このIDを非表示/違反報告)
住人 - 最近沼に落ちてきました。しばらくここでお世話になります!これから猛スピードで最新話に追いつくので更新頑張ってください!! (2023年2月15日 22時) (レス) id: c00a4cd404 (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - スイちゃんの姉貴的存在のご友人さん» うぎゃ!!ありがとうございます!その一言がとても嬉しいです(;;) (2023年1月24日 13時) (レス) id: a1a5c64e20 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんの姉貴的存在のご友人 - 良き (2023年1月20日 21時) (レス) @page5 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
りっか(プロフ) - 銀蘭さん» ぎゃあああああああああ!!ありがとうございますううううう( ´:ω:` )ありきたりな設定でほんっと申し訳ない思いもありつつ私の妄想に付き合って頂いて…これを励みに頑張りますのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします!!!!! (2022年1月23日 3時) (レス) id: c181ad41b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りっか | 作成日時:2021年12月17日 16時