【忍たま】事務員兼何でもお助けピンチヒッター係って何だよ？！

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「謝らなくて良いですよ！私、ぶっちゃけ敬語使われるの苦手だし年上だとか年下だとか関係ないって思ってますから。さっきみたいに普通に接して頂けるととても嬉しいです」

安心させるように笑って答える。すると、彼の表情が明るくなっていくのが分かった。

伊作『うん！じゃあ、敬語は無しにするね。出来れば音無さんも敬語はやめてくれないかな？』

「善法寺さんが良いならぜひ！」

伊作『あー…あと、その、善法寺さんっていうのもやめてほしいな、なんて。下の名前で呼んでくれないかい？僕もAさんって呼ぶから』

少し言いにくそうに頼む彼。
私としては暫くここで生活する身なので仲良くなれるなら、と承諾する。

「もちろん！えーと、じゃあ…伊作くんって呼ぶね。改めてこれからよろしくね、伊作くん」

伊作『…っ、あ、う、うん！こちらこそ！』

一瞬だけ目を見開き、少しだけ頬を紅潮させながら嬉しそうに微笑む伊作くん。年下と分かったらイケメンでも可愛いもんだな。

伊作『ところで、どこかへ行く途中だったのかい？もしかしてくの一教室とか？』

「あー…と、それが6年生の長屋で生活する事になったんだよね」

そこまで言うと、伊作くんは目をまんまるくしてとても嬉しそうに声を上げた。

伊作『本当に！？僕、6年だから良ければ案内するよ』

「伊作くん、6年生なんだね。うーん…迷惑じゃなければお願いしようかな」

この後の予定もないし、荷物を持ってくれるという事なので、その厚意に甘えてお願いした。
他愛もない会話をしながら2人で長屋へと向かった。

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