今日:9 hit、昨日:7 hit、合計:17,731 hit
小｜中｜大
・ ページ9
．
「寝よ、身体に悪いよ」
白「今、何時？」
「12時まわったとこ」
白「すげぇ…」
「何が？」
白「余命越した」
「え？」
白「かつきと一緒だから越せた」
．
“死ぬときはひとりなんだよ”
．
「まだ生きてよ」
白「どうかな」
「生きて」
白「頑張るよ」
同じ布団に入ったまま、矢花は目を閉じた。
僕が愛した君のいる世界を愛す
これなら出来そう。
それに、もう出来ている気がする。
．
．
．
白「かつきも、生きてよ」
俺の手首に一瞬触れて寝返りを打つ。
答える言葉を探しているうちに、世界がまた新しい日を迎えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 87人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アイバ | 作成日時：2022年1月22日 21時
