7人兄弟の長女です！【すとぷり】2

心配 ページ17

「じゃ、私あっちに行くね！」
そう言って私が行こうとすると、乃亜に呼び止められた。
「ん？どうしたの？」
乃「ねぇ…金銭面、大丈夫なの？」
「…え？」
乃亜からそんな言葉が出るなんて思わなくて、思わず聞き返してしまった。
乃「だって、全部買うんでしょ？」
「まぁ…そうだね」
乃「1人10万だとしたって、全部で60万だよ？そんなにお金あんの？」
「乃亜、そんなに心配しなくて良いよ！」
乃「え？なんで？」
「うち、みんな高校生からバイト始めてるのね？で、その給料で1人1台パソコン買ったんだって」
乃「そうなの？」
「うん。ちゃんとモニターも2枚あるんだよ！」
乃「え、すごい…」
「でしょ？効果音とかのやつはそんなに高くないし、マイクも1人5万だったとしても30万！貯金は、なぁと2人でこつこつ貯めたのが300万、お母さんの貯金が1200万あるから」
乃「え、ママすごくない！？」
「なんか、もともと体弱かったから、自分が死んだときのためにってお父さんとずっと貯めてたんだって」
乃「そうなんだ…」
「ちなみに、今の私の貯金は1000万ww」
乃「え！？」
「お母さんが、何か私が賞を取ったりとかしたときに、その時の年齢×1万入れてたんだって」
乃「え、ママそんなにすごかったんだ…」
「そこにお年玉とかもあったりするからねw」
乃「確かにww」
「あと、私が高校の時に給料から家に入れてた2万も全部そこに入れてたんだって！」
乃「まじ！？ママとパパ本当にすごいね」
「そんなこと無いよ！」
乃「そうかなぁ？」
「ねぇ、乃亜」
乃「ん？」
「心配してくれてありがとね」
乃「いえいえ！じゃ、私あっち行くから！」
「うん！またあとでね！」
そして、私たちは別れた。

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