巡る時間の中で (ページ42)

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『それで…話は？』

龍友「そろそろ、さ！」

ランペの仕事を終えて、すぐに龍友くんとご飯に来た。

だけど！！

亜嵐「なんも聞いてないんだけど、龍友くん」

何故か亜嵐がいたんです！

龍友「とりあえず、俺このあと用事あるから、
んじゃ」

『は？ちょっと！！！』

私がそう言っても、手をヒラヒラして帰って行った。

『なんかごめんね？』

亜嵐「いや、Aが謝ることじゃないし
気にしなくていいよ」

亜嵐「そういやさ、今好きな人とかいる？」

『え？』

急に何を言い出すかと思ったら…

『別にいないけど、なんで？(笑)
急過ぎない？』

亜嵐「そっか…ならいい。
ツアー来てくれてありがとな」

『なんで知ってるの？』

亜嵐「あ、いや、風の噂」

『絶対龍友くんじゃん』

亜嵐「違う違う」

『はぁ…』

亜嵐「ドームツアーは？来るの？」

『行くとしても行かないとしても言わないよ』

亜嵐「なんで」

『なんでもない。
亜嵐こそ、好きな人いないの？』

私のことを忘れて清々しく

楽しそうに踊っている亜嵐の姿を見たくて

久々に会えることが毎回楽しみでLIVEに行ってたなんて

絶対言えない。

亜嵐「いるよ」

ｽﾞｷｯ

はぁ…そりゃいるよね。

もう何年も経ってるんだもん。

私の事なんか忘れてるよね。

『そっか…
その子と両思いなの？』

亜嵐「わかんない…
両思いだといいんだけどね」

それが私だったら、なんて少し期待してみたけど、

違ったみたい

『すみません、レモンサワーください』

亜嵐「ちょ、飲みすぎ」

『いいじゃん、別に』

もうやけくそだよ、

今日は久々に飲みまくってストレス発散だ！

亜嵐「…大丈夫？」

『なにぃがぁ』

亜嵐「A！飲みすぎ！！」

ﾋﾞｸｯ

亜嵐「体壊したらどうすんの！」

『…うっさい』

亜嵐「は？」

『人の事ずっと待たせて、何が楽しいの？
私ずっと待ってた。
亜嵐と別れてからも好きな人なんていないし
彼氏なんていない』

『亜嵐なんていなくなってしま、え…zzZ』

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