４）好きって言って -O.S- (ページ16)

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135.応援する…とは。-S.side- ページ16

【翔side】

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悲しそうに笑った…たしか、志歩？とかいうやつが一瞬俯いた顔を俺に向けて

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志歩「櫻井くん…は、…Aちゃんが好きなんだよね…？」

翔「だからさぁ、んな事、アンタに関係なくね？」

志歩「協力して欲しいの」

翔「協力…？俺が？」

志歩「櫻井くんはさ、Aちゃんと付き合いたいとか…好きな相手が俺なら良いのに…って思ったこと無いの？」

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……、んなの、無い訳じゃねーけど…。
むしろ、大野のことなんて大ッ嫌いだし。

でもよ、やっぱり一番はAが幸せになれんなら俺はイイんだよ。

…とかね。言ってみたいよね。

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翔「…俺は今のところアイツの事応援するつもりだから」

志歩「それって何かあったら応援しないって事？」

翔「……、俺はアンタに協力なんかしねーよ？」

志歩「…そ。案外あの子の事優先してあげるんだね」

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もうこの話が終わったかと思ったら、大野の女が
ふふっ…と笑って俺を見た。

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志歩「でも櫻井くん、考えが甘いね。智くんは私と付き合ってる。イコール、Aちゃんの恋は報われない。…この意味、わかる？」

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余裕そうな、勝ち誇ったような顔がすっげぇムカつく。

けど…その後言われた言葉に俺はぐっと息を呑む。

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志歩「応援するだけ可哀想ってことよ」