132.バチバチ -S.side- ページ13
【翔side】
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奈々「志歩さん何飲みますかぁ?」
涼しい顔してしゃがんでジュースを選んでる雅紀の女の手はずっと立ってる大野の女の腕を掴んでる。
そしたら…まぁ、
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志歩「あのさっ、もう手離してくれない?」
少しイライラした感じでそう言ったら
奈々「やです」
と、雅紀の女が真顔でジュースを選びながらそう言った。
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志歩「なんでっ!」
奈々「だって志歩さん、手離したら絶対大野先生のところ行くじゃないですか」
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さっきまで真顔でジュースを選んでいた雅紀の女がパッと振り返って大野の女と目を合わせる。
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志歩「行くに決まってるでしょ?」
奈々「行かせません」
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2人の女の謎のバチバチ感に、俺の隣にいた雅紀が
雅紀「っ、ねぇあの2人あんな感じだったっけ…?なんか怖くね…?」
怯えた態度で、小声で俺に話し掛けてくる。
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翔「なんかあったんじゃね?」
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ジュース片手に軽く、そんなの興味ねぇよって感じで返したけど……。
実際すっげぇ気になってる俺。
この2人がバチバチになる理由なんて分かり切ってるからね。
鈍い雅紀には分かんねぇんだろーけど…。
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作者名:な り き | 作成日時:2017年10月16日 14時