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118.強引だけど優しい ページ46
翔「てかお前そのパーカーみたいなの脱げよ」
「パーカーじゃないし！ラッシュガード！」
翔「あそ。なんでもいいから早く脱げ」
伸びてきた翔くんの腕がラッシュガードのチャックに手をかける。
.
.
「っ！ちょ、何してんの…！」
女子の服のチャック下ろすとか普通じゃないよ！？
慣れてんのか？！！？
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翔「だから早く脱げって」
「やだ！」
翔「なんでだよ」
.
.
…なんでって、それは……
水着は大野さんに１番に見せたいもん…。
でもそんな事翔くんに言えるはずは無く
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「…、焼けちゃうし…」
翔「日焼け止め塗っとけよ」
うっ……、ごもっともです…。
.
翔「…ま、いいわ。とりあえず早く入れって」
ザブンッ…と先にプールの中に入った翔くん。
プールサイドに突っ立ってる私のほうを見て
“ ん ” …と、ぶっきらぼうに私に手を差し出した。
.
.
「…え、」
翔「…なんだよ。早くしろよ」
.
これ以上翔くんの期限が悪くなられては私が困るので、差し出された手をぎゅっと握って
ゆっくりとしゃがんでプールの水面にそっと脚を入れた。
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作者名：な り き | 作成日時：2017年8月18日 17時
