99.交換条件 ページ27
翔「っ、おい離せ…」
「お願いだから来てよっ！」
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ぎゅぅっと翔くんの制服を握る力を強める。
でも、その手をあっさり離されて
" あぁ…絶対断られる "
と思ってもう諦めようとしたら、翔くんから以外な言葉が返ってきた。
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翔「…、じゃあお前俺の言うこと何でも聞けよ？」
「…っは？！なんでも？！？」
翔「当たり前だろ。俺がお前の言う事聞いてやるんだからお返しするのが礼儀ってもんだろーが」
「いやっ…、なんでもってゆうのはおかしくない？私１つしか言う事聞いてもらってないし…」
翔「数倍にして返せって事だよ」
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いや…、なんでそんな偉そうなのよ……。
理不尽にも程がある…。
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翔「…ま、お前が断わんなら俺も断るけど。ぼっちは寂しいぞ〜？」
ムカつく顔で私を見てくる。
…でもっ、今更断れないし、それにぼっちは死んでもヤダッ。
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「……わかった。なんでも言う事聞く…」
翔「そ？(笑)じゃあ行ってやってもいいよ」
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クッソぉ……！ムカつくムカつく！！！
その勝ち誇った顔がすっごいムカツク！！！！
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翔「じゃあ今日の帰り俺と一緒に帰れ」
「っは？早速？」
翔「数倍にして返せって言ったろ」
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その数倍ってのはどれくらいなの…。
てかいつまで言う事聞けばいいの？！？！
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翔「じゃ、帰りお前のクラスに迎えに行くから。
…逃げんなよ？」
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逃げたくても逃げれません……(泣)
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作者名：な り き | 作成日時：2017年8月18日 17時
