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55.それ脅迫です ページ23
奈々「ちょっとぉ、私達ほったらかしにしないでよ」
翔くんと戯れてる相葉くんの背中を
奈々がポスッと軽く叩いた。
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雅紀「んふっ(笑)ヤキモチ妬いてんの？」
拗ねてる奈々を見る相葉くんの瞳がなんとも言えなくて…。
私の目の前に広がる２人の世界。
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翔「…おい、バカップル。目の前でイチャつくなつってんだろ。Aが羨ましそうに見てんだろ」
「っは？別にそんな風に見てないし！」
翔「嘘つけ。間抜けずらして見てたじゃねーか」
ワーワー言い合う私達を見てた相葉くんが
雅紀「……付き合ってるの？」
と、首を傾げて聞いてきた。
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「っへ？違うよ？」
雅紀「そっか、違うのかぁ…。２人が付き合ってたら４人でダブルデート出来ると思ったのにぃ」
チラッと翔くんを見ると、多分ずっと見られてたんだと思う。
バチッと目が合った。
「っ…なに……」
ジーッと私を見たあと
翔「…帰り。ちゃんと付き合えよ」
命令口調でそう言った。
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「だからっ、私帰りは」
翔「お前に拒否権無し。…先に帰ったら……。わかるよな？」
もはや脅迫の勢いで、強制連行。
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雅紀「わーおっ、翔ちゃん俺様〜！」
って他人事の相葉くん……。
親友なら止めてよ…(泣)
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作者名：な り き | 作成日時：2017年8月7日 14時
