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51.好きとは… ページ19
奈々「ん〜…どうなんだろう」
数日経って、ふと思い出したあの時の疑問を学校で奈々に聞いてみた。
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奈々「でもさ…大野先生でしょ？じゃあ別に普通の好きなんじゃない？」
「……普通の好き…って？」
奈々「ん〜、家族として好きってことであって、恋愛的な好きではないってことかな」
恋愛的な好きではなくて、家族として好きってことなのか…。なるほど。
「奈々に聞いて良かった！ありがと！」
奈々のおかげでスッキリしたぁ…。
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翔「誰が好きなの？」
私の後ろの席から聞こえた声。
振り向くと翔くんが机に前のめりで凭れてたから
顔が近くにあって一瞬止まってしまう。
「っ…、」
奈々「Aの好きな人の話〜」
「えっ、ち、違う…っ！」
なんでデタラメなんて言うの…！
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翔「…お前好きな奴いんの？」
「だから違うってば！」
奈々がデタラメ言うから翔くん信じちゃってるじゃん！
「大野さんが…「大野さんって誰」
私の言葉に食い気味に被せてきた翔くん。
……怒っ、てる…？
「え…っと、今一緒に住んでる人…」
そう言ったら、翔くんの眉間にシワが寄る。
…やっぱり怒ってる？なんで？
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翔「…ちょっと来い」
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作者名：な り き | 作成日時：2017年8月7日 14時
