23.イカれた父親 ページ23
愛ちゃんを冷たい目で見下ろす。
父「……お前が愛しのセンセーを連れてきたのが悪いんだよ」
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そう言ったあと、右手に持たれていた熱湯の入っている鍋が傾いた。
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智「っ、！」
愛「やめてっ…！！！」
そう叫んだと同時に、
俺の視界が愛ちゃんで埋まった。
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愛「っ…うぁ、…あっつぃ…」
智「ばっ…かじゃねーの？！」
熱湯を背中半分に受けた愛ちゃんを
俺の上から退かした。
バッと愛ちゃんの服を捲ると
背中の半分が真っ赤になっていた。
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父「ふん、愛しのロリコンせんせー守れてよかったな」
ハッと笑って愛ちゃんを立たせる。
愛「やっ…、」
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ありえねぇ…。こいつ正気かよ。
智「愛ちゃんに触んな」
愛ちゃんを掴んでいた手をバッと掴んだ瞬間
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ガンッ…と、頭に強い衝撃が走った。
智「っ、てぇ…」
愛「先生っ！？」
壁に思いっ切り突き飛ばされて頭をぶつける。
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愛「っ…、先生に何すんのよ！」
愛ちゃんが今にも泣きそうな声で
お父さんに向かって
多分、初めて大声を出した。
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父「ふっ(笑)…なぁ…。今あいつ居ねぇんだよ。いつもお前を馬鹿みたいに守って自分が痛い目見るお前の母親。それに…そいつももう動けそうにないしね」
" この状況で俺に歯向かったお前も馬鹿だな "
そう言って愛ちゃんの髪の毛をガッと掴んで
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愛「やぁ…っ、」
智「っ、ばかっ！やめろっ…！」
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思いっ切り壁に向かって髪の毛を掴んでいる腕を振り被った。
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作者名：な り き | 作成日時：2017年8月7日 1時
