地雷系女子と目覚め ページ3
『は？？？』
開口1番に出た言葉はそれだった。
それもそうだ。私はビルから飛び降りて死んだ筈なのに、目を覚ましたら何故か見慣れた自室で眠っていたんだから。
(夢と現実の区別がつかないまま、夢の中でじさつしたのかな？)
一瞬そう疑ったが、あれはちゃんと現実だった。
昨晩傷をつけた腕はずきずきと痛んでいたし、頬を撫でる風も全てが本物だった。
でも現に私は今、自室のベッドで呆然としている。
『………はぁ、考えすぎて頭痛い。モンエナ…キメないとしぬ………。』
ずり、ずりと重たい体を引き摺って冷蔵庫を開ける。
一昨日箱買いしたモンエナが所狭しと冷蔵庫に収まっていた。
『お腹すいたけどなんもないじゃん……なんで一昨日飯買っとか無かったんだよカス………。』
苛立ちを無視してモンエナを手に取りプルタブを開ける。
ぐいぐいと甘ったるい液体を流し込むと、何故か体が軽くなったような気がする。多分気のせいだが。
しばらく目の前の冷蔵庫と睨めっこをしていたが、やはりモンエナ以外の物は中に入っていない。
しかたないか、と心を決めて、ピンモン片手に真っ黒なパーカーとスキニーに身を包んで玄関の扉を開けた。
『は？？？？？？？』
そんな声が出たのは本日2回目である。
それもそのはず。開いた扉の向こうは見たことのない知らない景色が広がっていたのだから。
扉を何度開閉しても先の景色は変わらない。
既に混乱とストレスでしにそうだったが、一周回って冷静になった私は魂が抜けたような状態でコンビニへ向かった。
『エ〜………まじでここどこ…？』
コンビニが見つかるまでぶらぶらとしているが、一向にコンビニが見つからない。
諦めて今来た道を戻ろうとした時、なんだか見覚えのある建物が見えた。
『ぼ、あ、ろ…………ポアロ？？？』
本日3回目のは？？が出そうになったがなんとか抑えた。
二度見しても三度見しても目の前にあるのはポアロと書かれた見覚えのある喫茶店。
(どういう状況……？トリップ…とか……？まじで分かんない泣きそう。)
普段から大して使わない頭をフル活用した所為で頭痛がしてきた。
『もういいや…本物かどうかも分かんないし、どうにでもなれ…………。』
完全に諦めた私は、吸い込まれるようにポアロへ入った。
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りん - 続き気になりすぎて夜しか寝れません!!!更新待ってます！ (2022年6月23日 13時) (
レス) @page12 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
はく(プロフ) - 地雷女子ちゃんだぁー！かわいいっᐡ•͈ ·̭ •͈ᐡコナンくんだけじゃなくみんな疑ってるんか、、やめてけろ、、かわよいかわよい地雷女子ちゃんだぞ？ (2021年11月14日 4時) (レス) @page12 id: 480d828c8e (このIDを非表示/違反報告)
しろね(プロフ) - 地雷系女子しか勝たん〜!この作品すきです!ありがとうございます(*ˊ˘ˋ*) (2021年10月24日 19時) (レス) id: b4e6159a2b (このIDを非表示/違反報告)
青折り紙 - コールボーイ!!!!!!!!ワシの好きな曲!!!!!!最高!!らびゅ！ (2021年9月26日 8時) (レス) @page7 id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たま | 作成日時：2021年9月18日 23時
