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#52 ページ3

sideメンディー

結局あの後、俺らが知っている事を全て話し、鞄から見えていた証拠とも言える物について問い詰めた。

そして力には自信のある俺は、少し強引だけどスマホの中身を亜嵐くんと一緒に確認する事ができた。

そしてスタッフさんは観念したように床にへたり込んでしまった。

亜「お前のこと、絶対許さねえからな。メンディーくん、このまま警察に…って、聞いてる?」

メ「あ、ごめんごめん」

もう、大事な話なんだよ。と怒る亜嵐くんを横目に見ながら、今後のことを考えていた。




涼太は実際に暴行によって怪我を負わされ、性的暴行までされた。

LINEでも日常的に精神的な苦痛を与えられてきた。


だけどもし警察に届けたら、涼太は?

最初は可哀想だとか、悲劇のヒロインのようにメディアでもSNSでも擁護されるかもしれない。

だけどその後はどうなる?

可哀想な子だと思われて、腫れ物のように扱われる?
可哀想な子だっていうレッテルを貼られ、物珍しそうに見られてしまうんじゃない?

涼太は強い子に見えるけど…

誰よりも繊細な心の持ち主で、そんな涼太の心は今以上に壊れてしまうかもしれない。



メ「警察には届けないでほしいですか?」

スタッフ「そりゃ、当たり前だろ!」

メ「いいですよ、届けなくて」

亜「ちょ、メンディーくん!?」

慌てる亜嵐くんを腕でそっと制する。

メ「その代わり。明日、退職届を社長に出してください。そして今後一切、涼太、それから僕らに関わらないでください」

真っ直ぐスタッフさんの目を見て話した。

メ「それが約束できるなら、警察には届けません」

スタッフさんとしても、警察沙汰になれば確実に有罪になるので避けたいはず。

涼太を守るためでもある、なんてことは口が裂けても言わないけどね。

スタッフ「分かった、約束する。その代わり、警察沙汰にはしないんだな?」

メ「もちろん、この交換条件を呑んでくださるのであれば」

スタッフ「じゃあ成立だな」

メ「はい」

亜「ちょ、」


まだ何か言いたげな亜嵐くんだけど、俺とスタッフさんの約束に、もう全てを託すように薄く笑みを浮かべていた。


〜.〜.〜.〜.〜.〜.〜.〜.〜.〜.〜.〜.〜.〜.〜.〜.〜.〜.

たくさんのコメント、ありがとうございます!

皆さん、優しく暖かい言葉をかけてくださり…

もう少し頑張って書いていこうと思います!

これからもよろしくお願いします!

(コメント読ませて頂いてますが返信できていません…すみません)

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npagxp(プロフ) - 叶夢さん» ありがとうございます! (2020年8月27日 22時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - これからも楽しみにしてます(*´∀`) (2020年8月27日 19時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
叶夢(プロフ) - 涼太が謝る"理由"(´;ω;`)気になります(´;ω;`) (2020年8月24日 21時) (レス) id: 08075bc0b9 (このIDを非表示/違反報告)
npagxp(プロフ) - りささん» いつもコメントありがとうございます! (2020年8月24日 20時) (レス) id: 3150c02125 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 涼太君が無事に退院出来るといいな(*^-^*) (2020年8月24日 1時) (レス) id: 3d828ae167 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:npagxp | 作成日時:2020年4月1日 19時

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